テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

Art de L’Art アートであーる

番組ID
217914
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2023年01月03日(火)17:00~18:00
時間(分)
50
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
チューリップテレビ(TUT)
製作者
チューリップテレビ(TUT)
制作社
チューリップテレビ(TUT)、北陸チューリップ
出演者
ナレーション:菊地信子、声:出口龍雅
スタッフ
概要
美術の専門教育を受けていない人たちが湧き上がる衝動で生み出す独創的な芸術「アール・ブリュット」。チューリップテレビでは2016年から「アール・ブリュット」の富山県内の発信拠点である、障害者アート支援工房ココペリを取材。ココペリに所属するアーティストをはじめとする県内の作家と家族の姿や支援の在り方を伝えてきた。番組では、氷見市のアーティスト・谷内英理菜さんが、コロナ禍など環境の変化で不安定になりながら、自分の表現を生み出し続ける姿を伝える。また、南砺市の福祉施設では、利用者が描いた絵や文字をデザインした「とやまふぉんと」が誕生。デザイナーたちが見つけ出したのは利用者たちの日常から生まれる「作品」。障がいのある人たちと社会をつなぐ新たな支援の形も表現している。番組タイトルにも、この「とやまふぉんと」を使用し、ナレーション(作品の声)は発達障害のある巻物アーティスト・出口龍雅さんがつとめる。

同じ年代の公開番組

WATCH ~真相に迫る~ マイネームイズ ヤハタ・テルコ ~「英語で伝えたい」 85歳被爆者の挑戦 ~

八幡照子さん(85歳)は8歳の時に広島市の自宅で被爆し、頭に大けがを負った。その後、たどり着いた八幡さんが通っていた小学校は以前とは全く異なる場所になっていた。校庭は人を焼く火葬場になり、教室は生死を彷徨う人で溢れかえっていた。「怖い、かわいそう」、そんな感情さえなくなるほどの衝撃的な光景だった。照子さんは仕事や子育てを経て10年前から被爆体験を証言し始めた。最初は日本語での証言だったが、被爆者らが船で地球一周をする企画に参加したことを転機に、「自分の言葉で伝えたい」という思いが芽生えた。また、広島に原爆を投下したエノラ・ゲイの搭乗員の孫と出会い、二度と核兵器が使用されないよう互いに語り、誓い合った。それから八幡さんは英語を必死に学び、英語で証言できるまでになった。そして2022年12月、広島で開かれた「国際賢人会議」で八幡さんは世界各国の有識者の前で被爆体験を自らの言葉で語った。証言で最も訴えたいことは「Who do you love?(あなたの愛する人は誰ですか?)、What do you love?(あなたの守りたいものは何ですか?)」。愛する人や守りたい人がいたらその人たちを核の脅威にさらすことはできない。核兵器の無い世界に向けて85歳の被爆者はその体験を語り続ける。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組