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テレビ番組

テレメンタリー2022 おいだば、時給125円

番組ID
217688
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放送日時
2022年06月02日(木)01:50~02:20
時間(分)
25
ジャンル
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ドキュメンタリー
放送局
秋田朝日放送(AAB)
製作者
秋田朝日放送(AAB)
制作社
秋田朝日放送(AAB)、トラストネットワーク
出演者
ナレーター:山田杏奈
スタッフ
撮影:佐藤見、音声:新岡智昭、編集:新岡智昭、タイトル:安西有希子、MA:須佐文、音響効果:片山由理、ディレクター:新岡智昭、プロデューサー:千田まゆこ
概要
秋田県南部の豪雪地帯、旧・南外村(なんがいむら)。村で唯一のスーパーは9年前になくなった。市街地までは車で30分、バスは2時間に1本、日常生活を送ることすら困難な村だった。「だったら、俺たちで何とかしてみようじゃないか」と村の有志がNPO法人を立ち上げ、3年前の2019年に住民が運営するスーパーをオープンした。一昨年12月からは、秋田県で初めて、住民が運営する移動販売車も始めた。4時間働いて、報酬は500円、時給換算で125円だ。ボランティア精神で車を走らせている。販売員もお客さんもご近所さん。車の周りには、いつも温かい雰囲気が漂う。互いに助け合いながら生きる人たちの姿を追い、地方のあしたを考える。
受賞歴
ギャラクシー賞(第60回奨励賞)

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漂流の先 商業捕鯨再開4年目

安くて栄養価の高いクジラ肉は、戦後、食卓や給食で定番の食材だった。古くからクジラ肉の流通・加工など関連産業が集まり「クジラの街」として発展してきた山口県下関市でも、庶民の味として親しまれてきており、クジラの食文化を若い世代に伝えていこうと、啓発活動を続ける人がいる。しかし、商業捕鯨再開から4年目になろうとする今、クジラ肉は年々値上がりしている。地元からは「高くなると食べなくてもいいと思われるのではないか」と不安の声も聞こえる。値上げの背景には、日本最大の捕鯨会社によるクジラ肉の価値向上を目指す活動があった。その捕鯨会社への取材を進めると、クジラの捕獲可能量の減少や、国による突然の補助金打ち切りなど、値上げせざるを得ない理由も見えてきた。商業捕鯨の再開前は「身近な食べ物になるのでは」という期待感があったが、現状はその期待とは逆の、高級化に向かいつつある。なぜこうなってしまったのか。当時の総理大臣や水産庁への取材を交え、なぜ商業捕鯨を再開したのかを振り返り、今後クジラ肉はどうなっていくのかを考える。


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