テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

WATCH G7首脳に伝えた被爆者 ~追体験が導く「核なき未来」~

番組ID
216576
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2023年05月28日(日)00:55~01:25
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
広島テレビ放送(HTV)
製作者
広島テレビ放送(HTV)
制作社
広島テレビ放送(HTV)
出演者
語り:宮脇靖和
スタッフ
編集:日野知行、音声:藤川真治、デザイン:梅地香織、ディレクター:鶴紗也子、プロデューサー:道閑慎一
概要
2023年に被爆地ヒロシマで開催されたG7サミットは、「核兵器のない世界」への道筋を示すことを重要な議題とした。アメリカ、イギリス、フランスなど核兵器保有国を含む、広島を訪問したすべての首脳が原爆資料館を見学し、被爆者の体験に耳を傾けた。「私が目にしたこと、感じたことを追体験してほしい」と首脳らに語ったのは小倉桂子さんだ。小倉さんは8歳のとき、爆心地から2.4キロの自宅付近で被爆した。あの日のつらい記憶は長年胸にしまってきた。その後、広島のことを多くの人に伝えるべく英語を学び、被爆者の通訳をするようになるが、自らの体験を語ることはなかった。しかし、あるドイツ人ジャーナリストとの出会いをきっかけに、小倉さんは自らの体験を、自らの英語で語るようになる。今回のサミットで小倉さんは首脳に、自らの被爆体験や「原爆の子の像」のモデル・佐々木禎子さんについて伝え、核兵器の非人道性を訴えた。世界のリーダーに伝えた被爆者の半生とともに、G7サミットを振り返る。

同じ年代の公開番組

魔物か神か H3ロケット2170日 指令破壊の舞台裏

「エンジン開発には魔物が潜む」。H3ロケット打ち上げ責任者のJAXA岡田匡史が常に口にする言葉だ。打ち上げ期限は2021年3月だったが、2度(2年)延期され世界との宇宙開発競争に遅れをとることになった。燃焼試験を繰り返す中、岡田は「魔物は技術の神様」で、「我々技術者がいかに技術と向き合っているか、それが試されている」という。延期の末ようやく迎えた打ち上げ当日、ロケットは白煙を上げるだけで上昇しない。岡田は皮肉にも失敗後の「涙の会見」でその名を知られることになってしまう。そして後がない中迎えた再打ち上げの日、H3ロケットは無事発射され、雲ひとつない青空に飛翔。待ち望んでいたファンたちは歓喜する。しかし13分55秒後、ミッションを達成する見込みがないと「指令破壊信号」によってロケットは爆破され、282億円かけて開発された衛星だいち3号もろとも、フィリピン沖の太平洋に消えていった。番組は6年前からH3ロケット開発を取材、ロケット開発へ挑戦した技術者たち、そして愛知県知立市出身でプロジェクトの責任者JAXA岡田匡史の重圧や苦悩を描く。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
いのちを描くアーティスト ~現代美術作家・高橋秀の挑戦~

現代美術作家・高橋秀さん(92歳)は瀬戸内海に面する岡山県倉敷市の沙美海岸に建つアトリエで、世界が認めるアート作品を生み出している。シンプルな造型と温かみのある曲線が特徴だ。1930年に現在の福山市に生まれ、画家を目指して上京。入学した学校を離れて独自に美術作家を目指した。やがて画壇の芥川賞とも言われる安井賞を受賞すると、単身イタリアに渡り、自らの作風を模索。「命」をテーマに実績を積んだ。倉敷芸術科学大学に招かれ、イタリアと日本を往復しながら、作家と大学教授として活動した。2004年に41年間のイタリア生活を閉じ、倉敷市玉島に移住。高橋さんは子どもを対象とする絵画教室や美術イベント「沙美アートフェスト」、若手作家の海外留学を支援する秀桜基金留学賞など、アートを通して美術教育や、次世代アーティストの養成にも尽力してきた。何より92歳となった今も意欲的に創作活動を続けている。そして、留学する若者たちに「外から日本を見て感じてきなさい」と語りかける。高橋秀さんの創作活動の歩みと功績を重ね合わせて振り返る。◆淳風会presents


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組