テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

もう一度めぐみと… “拉致”と横田滋さんの43年

番組ID
215786
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2020年06月14日(日)16:25~17:25
時間(分)
55
ジャンル
cinematic_blurドキュメンタリー
放送局
テレビ新潟放送網(TeNY)
製作者
テレビ新潟放送網(TeNY)
制作社
テレビ新潟放送網(TeNY)
出演者
ナレーター:須山司
スタッフ
編集:五十嵐力、タイトル:高橋大、ミキサー:立川愛子、音響効果:金子哲也、ディレクター:岡田健一、ディレクター:岡田浩人、プロデューサー:芝至
概要
北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの父である横田滋さん(87歳)が、2020年6月5日に亡くなった。娘との再会を願い続け、すべてを捧げた人生だった。めぐみさんは、1977年11月15日、新潟市の中学校からの下校途中に行方不明になった。「娘は拉致され、北朝鮮にいる」。滋さんと母・早紀江さんのもとに衝撃的な知らせが届いたのは1997年のこと。テレビ新潟は、拉致の疑いが明らかになった97年から滋さんと早紀江さんの活動を追い続けてきた。2002年、北朝鮮は拉致を認める。しかし、5人の拉致被害者が帰国して以降、問題は全く進展していない。滋さんは病を患って入院生活を送るようになり、めぐみさんとの再会が叶わぬまま息を引き取った。番組では、こうした歴史や動きを振り返りながら、幸せな家族を突然引き裂いた拉致の残酷さ・理不尽さを浮かび上がらせる。滋さんの死により、まだ帰国を果たせていない拉致被害者の親世代は早紀江さんを含めて2人だけになった。「もう一度、めぐみと…」娘との再会を願い続けた43年。滋さんが私たちに残した言葉を通して、拉致問題の解決に何が必要か考える。

同じ年代の公開番組

SBSスペシャル 私の町のお坊さん

静岡県富士市中央町の古刹、日蓮宗「吉原山・妙祥寺」。住職の川村孝裕さんの一日は毎朝6時のお経上げから始まり、葬式や法事などの仏事、檀家への対応、寺の事務仕事、写経教室など忙しい毎日を過ごす。中でも電話1本で駆けつけなければならないのが“枕経”。“臨終経”とも言われ、「仏が迷わずあの世に行けるように」と遺体の枕元で上げる経で、川村さんにとっては遺族の心に寄り添う場でもある。川村さんの信条は「僧侶は24時間、365日すべてがお坊さん」だ。しかし、気がかりなのは檀家の減少と高齢化。法話会の出席者は老人ばかりで、墓終いをする檀家も増え、仏教の先細りが危惧されている。若手僧侶たちの勉強会では「性的マイノリティー」への対応も議論された。もっと寺を知ってほしい、元ミュージシャンの川村さんの一策は音楽だった。お経をテーマにしたレゲエのCDを作ったり、音楽イベントを計画して、若者を寺に呼び込む作戦が始まった。しかし、音楽イベントは直前に新型コロナウイルスの影響で中止となってしまう。それでも心の拠り所を寺に求めようとする人々は確実にいた。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
NBSフォーカス∞信州 あしたを建てる ~長沼・堤防決壊から1年~

2019年10月12日、記録的な大雨をもたらした台風19号。千曲川の堤防が決壊し、大きな被害を受けた長野市長沼地区に焦点をあて、生活を立て直そうともがく住民の1年を追った。東京の設計事務所に勤めていた一級建築士の関博之さん。長沼の復興に力を尽くそうと、災害後すぐ生まれ育った長沼に戻り、亡き父の工務店を再始動させた。自身の実家や工務店も被災したため、避難所や仮設住宅で生活しながら、同じ被災者として住民に寄り添い、住民の将来と向き合いながら生活再建への道のりを模索する。関さんに再建を託した、長沼地区の老舗味噌蔵「小川醸造場」。道具も味噌もすべて流されたが、被災前に出品していた味噌が全国で最高賞に輝いた。もう一度、自分の味噌を…関さんを頼りに、蔵の再建を目指す。関さんの本家にあたる関茂男さんは、地域の安全を願って、長年堤防の強化を求める活動を続けてきた。しかし、土手を拡幅した「桜づつみ」は、完成からたった3年で崩れさり、むなしさを抱えている。ある日突然、住まいや生業を失った住民たち。建築士・関さんの目線から、一歩ずつ前に進む地域の姿を伝える。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組