テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

SBSスペシャル おひさま家族 ~色素性乾皮症を抱えて~

番組ID
212167
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2017年05月05日(金)09:55~10:50
時間(分)
47
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
静岡放送(SBS)
製作者
静岡放送(SBS)
制作社
静岡放送(SBS)、SBSメディアビジョン
出演者
ナレーション:ayako_HaLo
スタッフ
撮影:三島乾児、EED:村松聡、MA:仁木幸也、CG:望月耀子、宣伝:羽田詠子、構成:中村潔、演出:中村潔、プロデューサー:小川満、制作:伊藤充宏
概要
色素性乾皮症(XP)は、遺伝子異常により、太陽の紫外線を浴びると火傷のような水疱ができ、やがて皮膚がんが発生する病気だ。患者は家の中に光が入らないようにしたり、外出時には紫外線遮断フィルムを張った帽子をかぶる対策をとっている。国内患者は推定500人。治療法は見つかっていない。加えて、この病気の深刻な点は、患者の殆どが年齢を重ねるにつれ重度の神経障害が加わり、30歳頃にはほぼ寿命となることだ。◆色素性乾皮症の少年・清麟太郎くんは3人兄弟の真ん中で、両親は日焼け止めクリームを一日何度も塗ること、外出時は紫外線カットの帽子を被ること以外、他の兄弟と同様に育てていた。当時の「りんくん」(麟太郎くん)は外遊びが大好きで、お日様に挨拶をする元気な少年だった。毎週末は祖父母の家で過ごし、新聞配達の手伝いをする。日差しの弱い朝夕の新聞配達の時間はりんくんが太陽と触れ合える時間だ。祖母は、りんくんの病気を知ってもらおうと、7年前に「りんくんとおひさまとしゃぼんだま」という絵本を自費出版した。現在13才のりんくんは、歩行が困難になり、補聴器が手放せず、言語障害もひどくなった。中学は特別支援学校に変えざるを得なかったが、家族は手話を練習し、リハビリを続けている。家族みんなが麟太郎くんの将来を思いをめぐらせ始めている。祖母はりんくんの言葉を書き残そうと2冊目の本を作り始めた。

同じ年代の公開番組

イッポウスペシャル 防災列島 震災6年“備え”は今

南海トラフ巨大地震が懸念される中、CBCでは2002年以降、17本の防災特番を製作し、巨大地震への備えを呼び掛けてきた。「3・11」地震発生から6年となるその日の“今”の表情を伝えると共に、東海地方に生きる人々にとって大切な“備え”を生放送で考える。◆2016年の熊本地震で明らかになったのは「未知の活断層」がもたらす被害の大きさ。名古屋市内でも「未知の活断層」が街の中心部を走っている疑いが判明した。◆コンビナートの「大規模火災」において爆発的に勢いを増す「ボイルオーバー」と呼ばれる現象を防ぐのは時間との勝負である。最新の消火システムの実力は。◆南海トラフ巨大地震が発生した場合、わずか4分で到達する「津波」への三重県の尾鷲市の住民たちの“備え”。◆日本人28人を含む185人が犠牲になったNZ地震から6年。ニュージーランドの沖合いでは南海トラフ巨大地震の研究にもつながる「ある研究」が続いている。◆震災発生後、いわき市から愛知に避難した一家に密着した。震災後初めて見た故郷の光景とは。◆大石キャスターが出会った当時中学3年生だった「野球少年」も現在20歳。急激に変わる故郷で成人式を迎えた。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
SBCスペシャル かあちゃんのごはん

首都圏で暮らすシングルマザーのけいこさんは、パートや派遣の仕事をしながら、小学1年生の娘をひとりで育てている。仕事や子育ての悩みが尽きない生活の中で、娘と過ごす時間も思うように持てずにいた。首都圏では待機児童が多く、ひとり親が子どもを預けて働きたくても、預ける場所が見つからない。やっと預けても、子どもが体調を崩すたびに早退や欠勤をせざるを得ず、正社員としてフルタイムで働けない。安いパートの収入では、半分が家賃に消える。全国のひとり親世帯のうち半数以上が、平均的な所得の半分を下回る「相対的貧困」の状態にあるとされている。物価や家賃の高い首都圏での生活は厳しい。一方、都会で生きづらさを感じているひとり親を、地方に呼び込もうと、人口減少に悩む全国の自治体が動き出している。そんな動きを知ったけいこさんは、2016年夏、長野県の青木村がひとり親家庭をターゲットに行った、移住のお試しツアーに参加。これをきっかけに、青木村に移り住むことを考え始める。都会で生きづらさを感じるけいこさんと、娘の10か月を追った。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
新ふるさと百景 願いは天高く ~出雲・吉兆さん~

時代の流れとともに消えようとしている、ふるさと島根・鳥取の素顔、自然、生活、文化、伝承行事などを、映像遺産として後世に伝えるシリーズ番組。太田胃散文化スペシャル。◆初詣客でにぎわう出雲大社(島根県出雲市)の新年1月3日。賑やかな行列が物々しい面を身に着けて参道を進む。運んでいるのは高さ10メートルを超える大きなのぼり。出雲地方に江戸時代から伝わる新年行事「吉兆さん」だ。1年を幸せにと願いをこめる吉兆さんでは、出雲大社を囲む14の町内会が吉兆幡(きっちょうばん)と呼ぶのぼりを大社に奉納する。吉兆幡には町内会ごとに松竹梅など縁起物が刺繍され、さらに太陽と出雲大社の八雲の図を描いた扇が先端に飾られている。吉兆さん当日、住民は夜明け前から準備に取りかかる。まず地域の氏神さまの前で吉兆幡を立てて最初の奉納を行い、その後賑やかにお囃子を鳴らしながら出雲大社へ向かう。出雲大社本殿八足門(やつあしもん)前では、それぞれの地区が順に吉兆幡を掲げる。住民は出雲地方に古くから伝わる「大社神謡」を大国主命に奉納する。吉兆さんの行列はこの後、大社町内を練り歩き、厄を払って回る。連綿と受け継がれる新年の光景である。


school教育・教養cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
復興って何ですか ~震災6年 住宅再建後の戸惑い~ / TBC報道特別番組

「“住宅再建”は本当に復興の節目なのだろうか」。この疑問への答えを導き出すために、宮城県内各地の災害公営住宅の1000世帯にアンケートを配布、253世帯から回答を得た。そしてこの回答をもとに、入居者への地道な取材を重ねた。その結果、入居者の多くが「“住宅再建”で復興を果たせた」とは感じていないことがわかった。それだけでなく、慣れない集合住宅での生活にストレスを感じたり、新たな人間関係に悩んだりしている人が少なくないことがわかった。更には、災害公営住宅の家賃制度から、一人暮らしを余儀なくされている高齢者や、住宅再建後の目標を見失い、将来への不安を抱えながら生活している現役世代がいることも明らかになった。また、阪神淡路大震災の被災地・神戸の災害公営住宅の実態も取材。震災から22年経った今でも、孤独死が現在進行形だという。東北が神戸と同じ轍を踏まないためにはどうすれば良いのか。そして、叫ばれる「心の復興」。心の傷を消し去ることが心の癒しにつながると言われているが、ある専門家は研究から、必ずしもそれだけではないとの結論にたどり着く。「心の復興」の在り方についても考える。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組