テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

HABひと物語スペシャル 音符のない国 ~スリランカ内戦終結から6年~

番組ID
210405
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2015年12月30日(水)09:55~10:50
時間(分)
45
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
北陸朝日放送(HAB)
製作者
北陸朝日放送(HAB)
制作社
北陸朝日放送(HAB)、放送技術社
出演者
ナレーション:北まち子
スタッフ
撮影:花松洋行、編集:花松洋行、音響効果:高崎祐吉、MA:高崎祐吉、タイトル:開屋里美、取材:佐藤文香、構成:佐藤文香、プロデューサー:黒崎正己
概要
金沢市在住の音楽療法士、和田啓子さん(放送当時62歳)は、長年中学校の音楽教師を勤めた後、今は知的障がい者の音楽療法や喫茶店の運営に励んでいる。和田さんは2011年、知人の誘いで内戦の終結したスリランカを訪れ、そこで日本から寄付された楽器が朽ちている姿を見て愕然とした。スリランカを音楽教育で支援したい。現地で知り合った大統領補佐官のバンダギリエ・ソーマワンサさんは、和田さんの熱意に、自分の秘書であるルパニンガル・チャマリさんを留学生として和田さんに託すことを決めた。和田さんは、厳しくも親身に、チャマリさんに幼児教育のノウハウや童謡を指導した。和田さんの元で3ヶ月間学んだチャマリさんは、教師になる夢を叶えようとスリランカに帰国する。数ヶ月後、スリランカに視察に出向いた和田さんは、自分が教えた童謡が学校で響く姿を目にする。

同じ年代の公開番組

うんとこしょ、どっこいしょ

四万十川支流の山間にある高知県四万十市西土佐大宮地区。133世帯286人が暮らし、その半数が65歳以上という限界集落である。この集落に転機が訪れたのは2005年。集落で唯一、日用品やガソリンなどを販売していた農協の出張所が、赤字経営を理由に撤退を決定。そこでお年寄りや農家のため、そして集落の存続のために、元JA職員の竹葉傅さんが中心となり、住民108人が計700万円を出資して、株式会社「大宮産業」を設立した。◆大宮産業では竹葉さんが社長を務め、社員1人、パート2人を雇用。住民目線の販売店舗運営を進め、設立以来、黒字を計上している。しかし、このままではいずれ利用者数は先細りし、維持は困難となる。そこで大宮産業が取り組んでいるのが、特産米「大宮米」の地産外商。病院や学校などに販売し、コメの売り上げはガソリンと並ぶ大きな収入となっている。◆株主の1人、岡村清子さん82歳。独り暮らしで車の免許がない清子さんは、週に1回、自転車で買物にやって来る。店まで片道1.5キロの道のりを、懸命にペダルを漕いで走る。清子さんたち住民にとって、大宮産業は大事な大事な場所なのだ。番組では、大宮米の田植えから収穫、秋の感謝祭、そして冬から春へと続く1年の流れを軸に、過疎高齢化と向き合う竹葉さんたち大宮産業の取り組みを描く。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組