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テレビ番組

どーんと鹿児島 千年後の森が見える ~屋久島・山師の物語~

番組ID
208681
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放送日時
2014年02月26日(水)19:00~19:54
時間(分)
46
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
school
教育・教養
放送局
南日本放送(MBC)
製作者
南日本放送(MBC)
制作社
南日本放送(MBC)
出演者
朗読:實吉国盛、ナレーター:美坂理恵
スタッフ
撮影:牧尚聖、撮影:田之畑勇作、VE:青山尚史、VE:山崎麗桜、美術:坂口博、ディレクター:山下浩一郎、プロデューサー:諏訪園真人
概要
鹿児島県・屋久島では山の仕事に従事する者を「山師」という。高田久夫さんは17歳のときから山の仕事に就いた。75歳のいま(2008年当時)も現役だ。高田さんたち山師は、土埋木と呼ぱれる江戸時代の切り株や枯死した木の搬出を担っている。天然の屋久杉の伐採が中止された今、土埋木が屋久杉工芸品の唯一の材料となっている。しかし、土埋木があるのは深い森の中。数千年を生きた巨木の切り株は、切り方にも運び出し方にも、技術と経験がいる。土埋木を切り出したあとに、高田さんはスギの苗木を植えてきた。山の神への感謝。高田さんは千年後の森の復活を夢見ている。その精神は若い山師たちに受け継がれていく。
受賞歴
放送文化基金賞(第40回奨励賞)

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シカが橋からやってくる ~小さな島の騒動記~

夜ごと、野生のシカが橋を渡ってやってくる島がある。岡山県備前市日生諸島、瀬戸内に浮かぶ頭島だ。RSKのカメラがその様子をおそらく初めて撮影した。シカの群れは毎晩食糧を求めて橋を駆け抜け、隣の鹿久居島から頭島へやってくる。◆シカはもともと鹿久居島に生息していた。9年前に2つの島を結ぶ頭島大橋が誕生し、それ以来、シカが橋を渡って頭島に来るようになったという。頭島の特産、ミカンの木の葉が食べられたり、畑の野菜があらされたり、農業被害がここ数年で深刻になっている。◆現在、鹿久居島と本土を結ぶ橋の建設が進められている。完成すると頭島、鹿久居島、それに本土が結ばれる。橋が完成するとシカが本土へおしよせて来ることになるのだろうか。◆シカやイノシシなど、野生動物による農業被害が全国的に社会問題となっている。岡山、香川でもこうした被害が相次ぎ、備前市では全国で初めてシカ・イノシシ課を設け、対策を始めたばかりだ。そのシカ・イノシシ課も、頭島のシカ問題には頭を抱えている。◆橋を渡るシカの映像は、我々に何を問いかけているのだろうか。番組では、小さな島のシカ騒動を追う。


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