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テレビ番組

NNNドキュメント’13 名ばかり実習生 外国人実習制度の光と影

番組ID
208550
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放送日時
2013年07月01日(月)00:50~01:20
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
広島テレビ放送(HTV)
製作者
広島テレビ放送(HTV)
制作社
広島テレビ放送(HTV)
出演者
ナレーター:山崎岳彦
スタッフ
撮影:藤田一成、撮影:松井和哲、撮影:木村伊織、編集:道閑慎一、デザイン:横尾寛子、ミキサー:浜口崇、音響効果:加藤久喜、取材:藤田和昭、取材:地蔵堂涼、ディレクター:加藤紗千子、プロデューサー:佐藤宏
概要
東京都内某所にある一軒家で、一日中パソコンに熱中する複数の中国人。ここに身を寄せているのは、いずれも職を失った「外国人技能実習生」たちだ。日本に14万人いる実習生。「途上国への技術移転」という国際貢献を名目に始まった外国人技能実習制度だが、労働力不足にあえぐ日本の経営者と出稼ぎを目的とした外国人のニーズを満たすという側面が強い。◆「未払い残業代は300万円」そんな、ワケありの実習生が駆け込んでくるのが、市民団体が運営するシェルターだ。実習先とトラブルになり、行き場を失った外国人たちが仮住まいをしている。経営者との問題を解決した中国人が、帰国の日を迎えた。しかしシェルターを訪れると、中国人は失踪していた。不法就労に手を染めるつもりなのだろうか…。◆2013年3月、広島県江田島市の力キ業者の社長ら、9人が殺傷された事件。逮捕された容疑者は、この社長の下で働いていた中国人実習生だった。言葉の壁による誤解が引き金とされるが、一方で、中国に残した妻とは別れ話も出ていた。「恨みを買われて殺されるとは…」と亡くなった社長の妻は嘆く。◆広島県内の別の力キ業者で働く中国人の男性。出稼ぎ目的で来日し、中国での約3倍にあたる手取り18万円の給料をもらっている。質素な昼の弁当、同僚の中国人と狭い部屋で同居、という切り詰めた生活を送る。中国に残した家族のために、3年間働く覚悟だ。◆自殺を図った実習生もいる。尾道市のミシン工場で働いていた28歳の女性。14人で一部屋の生活を強いられ、日本人と話すことを禁止された。悪質な実習先による不正行為は後を絶たない。◆夢見て来日したはずの実習生が抱える心の闇。制度に詳しい弁護士は、「労働者」としての権利が十分に保障されない「実習生」というあいまいな立場が、事件やトラブルの要因だという。労働者と化した、名ばかりの実習生が直面する「外国人技能実習制度」の実態を描く。

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