テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

どーんと鹿児島 社長は高校生 修学館高校 株式会社プログラム

番組ID
206785
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2011年11月02日(水)19:00~19:54
時間(分)
46
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
南日本放送(MBC)
製作者
南日本放送(MBC)
制作社
南日本放送(MBC)
出演者
ナレーション:笹田美樹
スタッフ
タイトル:篠原健太郎、テーマ音楽:満田昭人、美術:新村友美、美術:井之上美穂、音声:安田一敬、音声:宮原拓也、カメラ:牧尚聖、カメラ:田之畑勇作、ディレクター:武藤久、ディレクター:朝立明子、プロデューサー:有迫貴史
概要
鹿児島市の鹿児島修学館高校で、あるプロジェクトが始まった。高校生が株式会社を起業する「株式会社プロジェクト」。正式な会社ではないが、文化祭の模擬店を株式会社と全く同じ形態で運営、生徒たちは起業の過程を疑似体験する。◆これは3年前に始めた「よのなか科」と呼ばれる授業の一貫で、社会で起こる関係の深いテーマについて当事者意識を持って考えることが目的。今や会社に就職すると学歴より実践で何ができるか、その行動力が問われる時代。その中で生き抜く力を養うことがこのプロジェクトの目標でもある。◆小さな教室に広がるリアルな会社。そこで繰り広げられる若き社長たちの苦悩や葛藤を通して、社会で生きる大切な人間力とは何かを見つめる。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(第60回青少年向け番組優秀)

同じ年代の公開番組

どーんと鹿児島 故郷いまだ遠く ~星塚敬愛園は今~

90年に及ぶ塗炭の苦しみの歴史に終止符を打った、ハンセン病国賠訴訟。その勝訴判決から、2011年5月で10年が経つ。かつてのハンセン病療養所「星塚敬愛園」の入所者は次々と世を去り、いま当時の半分の200人ほどになってしまった。空き家の取り壊しが進んでいる。平均年齢82歳。元患者たちは、いまどのような生活を送っているのか。そして、どう人生の幕を降ろそうとしているのだろうか。番組では、裁判の原告として最初に立ちあがった3人を軸に、療養所の今とハンセン病問題が残したものを伝える。◆小説家だった故・島比呂志さん。1999年に支援者を頼り、80歳を超えた体に鞭打ち、北九州市に社会復帰した。そして「血のつながりのない家族」と人としての幸せを刻んで、2003年に亡くなった。弟妹との絆は断たれ、故郷・香川県には生きて帰れなかった。そして、7年の歳月が流れた2010年、母校から便りが届いた。◆上野正子さん(84歳)は、夫の清さんと裁判に立ちあがった。苦労を共にした夫は、4年前に他界。遺骨は、園の中にある納骨堂に納められた。社会に出ることを夢見た正子さんだったが、死んだら夫と同じ納骨堂に入ることを決めた。◆玉城シゲさん、92歳。わが子を強制堕胎させられ、ホルマリン漬けにさせられた過去を持つ。上野正子さんとともに、ハンセン病の歴史の語り部として講演活動を続けている。そして「国には死んでまで世話にならない」と言う。そのために、玉城さんは決めていることがある。◆老いと死を見つめる元患者達。その人生の「最期」の選択。療養所の看護婦が言う「現実の社会の方が厳しい。在園者や看護師たちが見送るここには、孤独死はありません」。療養所での隔離生活からの開放を目指した10年前。その当時の熱気とは違う、矛盾をはらんだ静かな現実がある。消してはならぬ負の記憶と、星塚の「いま」が問いかけるものを見つめる。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組