テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

NNNドキュメント’10 臓器提供 ~家族が決断するとき~

番組ID
205601
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2010年11月01日(月)00:50~01:20
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
製作者
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
制作社
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
出演者
ナレーター:尾山憲一
スタッフ
撮影:東口博実、撮影:三ツ屋貴友、撮影:高倉芳和、編集:北田雅彦、EED:中澤丈、音響効果:久保秀夫、MA:久保秀夫、ディレクター:指宿文、プロデューサー:堀川雅子、チーフプロデューサー:坂泰知
概要
2010年7月の改正臓器移植法の施行後、脳死下の臓器提供が相次いでいる。普段メディアで映し出される「臓器移植」は、病院から臓器が運び出される場面や、移植を受けた人が元気になった姿だけだ。家族が「愛する人の死をどう受け止め、提供を決断するのか」といった現実は伝えられていない。◆法改正により、本人の意思はなくても家族が臓器提供を決断できるようになり、家族に寄り添う移植コーディネーターの役割は重要になった。番組では、これまで撮影が許されなかった移植コーディネーターの臓器提供の現場に密着。移植コーディネーター・小林由紀子さんが、息子の臓器提供を決断した家族に向き合う姿を通じ、「命のリレー」と呼ばれる臓器移植の原点を見つめる。

同じ年代の公開番組

NNNドキュメント’10 百合の贈りもの ~阪神大震災15年の軌跡~

兵庫県西宮市に住む中北富代さんは、15年前の阪神大震災で当時14歳の長女・百合さんを亡くした。木造家屋が倒壊し、百合さんは家族の中でただ一人犠牲になった。父親の幸さんは建築家。自らの職業ゆえ、娘の死を十字架として背負い、生きてきた。この15年、自然と共存できる家づくりを続けている。◆2009年1月17日、中北さんは震災14年目の朝を特別な思いで迎えた。娘が生きた14年、娘を失ってからの14年…。その節目の年を大切に生きたいと考え、難関を潜り抜け神戸市外国語大学に入学した。◆中北さんが中国語に関心をもったきっかけは、“二胡”という中国の伝統楽器との出会いにさかのぼる。震災直後、生きるのがつらいと感じたとき、二胡の音色に心から癒され涙が出た。中国語や二胡の練習を続ける中北さん。常に支えてきたのは、亡き娘・百合さんの存在だった。困難に直面しても、娘が「かあさん、がんばって」と励ましてくれているのは気がするのだという。◆震災で絶望の淵をさまよった中北さんが、15年間を歩き続けられたもうひとつの理由。それは百合さんにまつわる多くの人との絆だ。岡田章子さんは震災後に「子を亡くした母親の会」で出会った。岡田さんは病気で12歳の長男を亡くした。震災と病気…子を亡くした理由は違うが、共通するのは「もう二度とあの子たちに出会えないこと」だと痛みを分かち合う。◆震災の後、百合さんと「ともに」歩んできた15年の道のり。中北さんの生き方は、人生の困難に直面した後、どう生きるべきかという一つの“あり方”を教えてくれる。◆NNNドキュメント40年企画。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
情熱大陸 ピアニスト アリス紗良・オット

長い黒髪に抜けるような白い肌を持つアリス=紗良(サラ)・オット21歳。ドイツ人の父と日本人の母の間に生まれた彼女は4歳でピアニストになる決意をし、5歳で最初のコンクール入賞。7歳でドイツの名門「ドイツ連邦青少年音楽コンクール」で初優勝を飾る。その後もヨーロッパの名だたるコンクールで優勝を果たすなどの活躍を経て、2008年、名門レーベルのドイツ・グラモフォンからデビューした。◆ミュンヘン在住だが両親の意向で長く日本語学校に通った為、日本語には不自由せず、近年日本での活動の機会も増えた。スラリとした長身と爽やかな笑顔が印象的で、自らの性格を「じゃじゃ馬」と言うアリス。しかしひとたびピアノに向うとその表情は一変、何かに取り付かれたように鍵盤に向う姿は圧巻だ。彼女の演奏は「思い切りの良い強靭なタッチ、華麗なテクニック。そして表現者としての強い意志が感じられる個性的な演奏」と各方面から絶賛されている。◆そんなアリスの幼い頃からの夢は「いつかミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団と共演したい」というもの。ミュンヘン・フィルは100年の歴史を持つ世界有数のオーケストラ。番組では2009年秋、彼女がついにその夢を果たす瞬間に密着する。演奏する曲はチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第一番」。これまでの演奏会で50回近く弾きこんでいる「自信の一曲」だ。オーケストラとの共演に於いて最も大切なプロセスは、指揮者と2人っきりでテンポやリズム、曲の解釈や表現方法について「対話」を進めていく「音探し」という作業だという。アリス曰く“企業秘密”というこのプロセスを取材し、彼女の演奏の秘密に迫る。◆「“学ぶ力”というのは、人間が神から与えられた一番の宝だと思う」と語るアリス。ミュンヘン・フィルとの夢の舞台で、果たして彼女はどんな音色を響かせるのか。そしてその先に見えたものとは。21歳新進気鋭の女流ピアニストの「今」を見つめる。


cinematic_blurドキュメンタリーmusic_note音楽tvテレビ番組
アファンの森の物語

森の再生活動を実践するため、25年前からC.W.ニコルさんが少しずつ土地を買いながら里山を育てている「アファンの森」。荒れ果てていた土地は、愛情と共に人の手を入れることにより、美しく健康的な森へと育ってきた。年毎に絶滅危惧種も増え、熊やふくろうも帰ってくるほど豊かな森となった。人間と自然が共存する豊かな森を育てたい、その思いがニコルさんの活動を支えている。◆日本は森林列島であり、“森の民”であった古来の日本人は自然と密にかかわりあいながら共生し、日常的に自然に触れて暮らしていた。昔も今も変わらず、人間は自然界の一部。“健全な生態系を維持することが、どれだけ大切なことなのか”今だからこそしっかりと感じ、考えなければならない。また、森は多くの恵みを人間にもたらしている。木材だけでなく、私たちの生命を支える水、大気、気候、食糧は、自然の営みなしには考えられない。◆日本中の森がよみがえることを願って誕生した「アファンの森」。雪におおわれた冬の森は静かで、心が浄化されるような心地良さがある。20年ぶりに「アファンの森」を訪れた竹下景子さんは、厳冬の中でも活発に命を育んでいる生き物たちの痕跡を見つける。ニコルさんは竹下さんのために“森の恵み”を使った料理でもてなす。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組