テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

生きる×2 奇跡のマラソン人生 ―スタートライン―

番組ID
203595
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2008年10月12日(日)05:15~05:45
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
中国放送(RCC)
製作者
中国放送(RCC)
制作社
中国放送(RCC)、民間放送教育協会
出演者
語り:久保恵子
スタッフ
撮影:島田葉子、撮影:岡茂幸男、撮影:高井哲朗、編集:正路周子、EED:上野徹、EED:平佐英嗣、EED:岸本隆弘、デザイン:中井大己、ディレクター:藤森憲也、プロデューサー:久保泰彦
概要
67歳の石原さんは、4年前ジョギング中にバイクにはねられて重傷を負った。奇跡的に命を取り留めたが、脳の損傷によって記憶が失われ、感情のコントロールが利かなくなる高次脳機能障害が残った。マラソンが趣味だった石原さんがリハビリ後にふたたび走りはじめたとき、妻もともに走り始めた。回復を信じて走り続ける石原さんと、支え続ける家族の4年間を描く。◆助かるかどうかわからないと言われた怪我の手術は12時間にも及び、意識が回復したのは2週間後だった。脳の30パーセントにダメージを受け、重い障害が残った。懸命のリハビリで運動機能は回復し、今ではマラソン大会に出場できるほどになった。走り続けていれば少しずつでも必ず回復してくれるはずと信じる妻は、感情の抑制ができない夫に怒鳴られてもじっと我慢を続ける。マラソンのタイムが上がるにつれて少しずつ回復の光が見え始めた。生きがいと夫婦の絆が生んだ奇跡の物語。

同じ年代の公開番組

目撃者f 突然息子を奪われた ~飲酒ひき逃げ 壊された家族の日常~

飲酒事故が減少しているなか、ひき逃げが増えている現実がある。法の抜け穴となっている「逃げ得」の問題を指摘しつつ、飲酒運転の被害の深さを訴える。◆長崎県に住む大川夫妻は、亡き長男の臓器提供意思表示カードを今も大切にもっている。すべての臓器を提供したいという息子の最後の望みを叶えることはできなかった。「体はまともな骨がないほどばらばらに折れていた。それでも何か遺してあげられたらよかった…」。2006年9月、大学生だった彼はオートバイで帰宅していたところひき逃げされた。犯人の男は2日だってようやく出頭、それから10日後にわかったのは飲酒運転の事実だった。事故当時のアルコール濃度は特定できず、飲酒運転では立件されずに下された判決は懲役1年6か月だった。飲酒運転の死亡事故で危険運転致死傷罪が適用されれば、最高で懲役20年。酔いがさめるまで逃げ、飲酒運転が立件されなければ懲役15年。逃げたほうが5年も軽くなる。飲酒の厳罰化は進み、飲酒事故は減少している一方で、ひき逃げの件数は増えている。飲酒を隠すために、ひき逃げをしているという実態があるのだ。大川さんの自宅の倉庫は遺品で埋め尽くされている。「アパートのテーブルの上はご飯を食べたままだった。お箸もこれで口に入れたんだと思うと洗いたくなかった」。20歳の誕生日に贈った腕時計は主がない今も時を刻んでいるが、あのときから、家族の時間は止まってしまっているのだ。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組