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テレビ番組

ラララ白山 かつ先生のふしぎ教室〔17〕 森の芸術家・秋に色づく白山の巨人

番組ID
201611
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放送日時
2004年10月30日(土)11:45~12:00
時間(分)
11
ジャンル
school
教育・教養
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
テレビ金沢(KTK)
製作者
テレビ金沢(KTK)
制作社
テレビ金沢(KTK)
出演者
スタッフ
制作:金本進一、演出:吉枝彰子、撮影:窪克秀、音楽:S.E.N.S.
概要
日本三名山のひとつ白山の大自然の魅力を、「かつ先生」こと尾張勝也さんが地元の子どもたちと一緒に理科の視点から伝えるシリーズ。(2004年4月17日開始)◆この秋、各地で紅葉があまりキレイでないという声が聞かれた。かつ先生と子供たちは、葉っぱが色づく仕組みを石川県林業試験場で教わる。もともと葉っぱには黄色と緑色の色素があり、光合成が活発に行われることで緑の色素が出来る。これが秋になると日照時間が減り、緑の色素が徐々に失われて黄色の色素が現れる。一方、寒くなると木は葉っぱを落とす準備をはじめ、葉っぱと枝をつなぐ部分に特殊な細胞を作る。これができると栄養が葉っぱにたまり、赤色の色素が作られる。今年は10月に入っても気温の高い日が続き、葉っぱの色づきは良い状態ではなかったようだ。本来、紅葉は葉っぱの命が終わる…つまり季節の変わり目であることの印。温暖化や異常気象といった環境の変化を、木は敏感に感じているのかも知れない。◆かつ先生は案内がないと辿り着くのも難しい、奥山の森の巨人に会いに行く。これまで難所はヘリコプターを使ってきたが、実際に間近で見ることの大切さや醍醐味を知ってもらうため、半日かけて道なき道を歩いたのだ。そして目の前に現れたのは、まるで門のような巨大な木…「こもちカツラ」。樹齢は1000年以上、25種類ほどの宿り木が寄生していて、その大きさにかつ先生は驚きと感動で言葉も出ず、立ちすくんでしまう。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(第53回放送活動部門入選)、日本民間放送連盟賞(第54回特別表彰部門青少年向け番組最優秀)

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追悼 杉本健吉画伯 感激は受胎

2004年2月にこの世を去った画家・杉本健吉氏は「感激は受胎」という言葉をよく口にした。毎日の生活の中で垣間見る命の感激が新たな創作を生む源だという意味である。絵画のみならず、陶芸、木彫、紙工作など様々な創作に取り組む姿を15年にわたって追い続けた膨大な取材映像を元に、杉本画伯の画家人生を振り返る。◆杉本画伯に心酔する画家・黒田征太郎さんが愛知県美浜町立上野間小学校の子どもたちを杉本美術館に招き、「杉本さんの絵をみて感じたことを絵にしてみないか」と話しかけた。子どもたちは様々な作品から感じとったものを絵や工作で表現した。感受性に満ちた子どもたちの作品を見て、黒田さんは、いつまでもその感覚を持ち続けて欲しいと子どもたちにやさしく語る。その後、美術館を出た黒田氏は、杉本画伯の四女清子さんの案内で画伯が好きだった場所を巡る。「船の家」「聚楽園」「旧カブトビール工場跡」、そして自宅へ。自宅アトリエの机の上には、画伯愛用の筆や絵具がそのまま残されており、黒田氏はそれらがごく普通の絵具や筆であることに驚く。杉本画伯がカブトビール工場跡を描こうとしていた100号キャンバスもそのまま残されていた。清子さんは、そのキャンバスを使って、画伯が計画していた工場跡の絵を黒田さんに描いて欲しいと提案した。黒田氏はいったんは固辞するが、絵を描くことを決意する。


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