お笑いコンビ・くりぃむしちゅーが企画・司会するバラエティ番組。（２００４年１０月５日～２００８年９月３日放送）◆様々な場所で「間違っているポイント」を指摘する人気企画「芸能界ビンカン選手権」。この回はテレビ朝日のグッズ販売店、メイド喫茶、スケートリンクを訪れる。素顔の状態からメイクを開始し速さを競う「早メイク女王」も。

ＮＨＫ連続テレビ小説・第７３作「風のハルカ」（２００５年１０月３日～２００６年４月１日放送、全１５１回）のスペシャル番組。レストラン開業を夢見る父親に連れられ、大分県湯布院の大草原に移り住んだ９歳のハルカ。しかし両親は離婚し、レストランは失敗する。夢見がちな娘に成長したハルカは、ひょんなことから母の住む大阪でツアープランナーへの道を歩み始める。◆感謝祭スペシャルではドラマのハイライト集を紹介しながら、ヒロイン・水野ハルカ役の村川絵梨が春らんまんの湯布院で思い出の“あの人”“あの場所”を訪ね歩く。さらに「その後のハルカ」を描いた書き下ろしのドラマシーンも。

２００６年６月、政令指定都市以外では珍しく秋田市で「全国バーテンダー技能競技大会」が開かれた。秋田県のバーテンダー業界をリードしてきた黒坂明さんは、長年この大会の誘致に尽力してきたが、大会開催８か月前に、夢半ばで亡くなった。黒坂さんは病床にあっても、最後まで夢を売るバーテンダーで通した人だった。黒坂さんの弟子である阿部琢彌さん（２３歳）は、黒坂さんが命を懸けて誘致したこの大会で優勝することが、亡き恩師への答であると語る。阿部さんは客足の引いた時間に練習を続け、新しく考案した「飛翔」という名のカクテルを手に大会に挑む。黒坂さんのカクテルに懸けた熱い心と、阿部さんの大会へ向かう気持ち、そして周囲の人たちの応援や協力を織り交ぜて、黒坂さんが遺したものを伝える。

夕方ワイド番組の中で１９９５年に始まった「そういえば…校歌」のコーナーが、２００６年の２月に青森県内の小学校全てを回り終えて終了した。リポーターはピアニストの岡田照幸さん。肩から小さなピアノを提げて小学校を訪ねるが、行く先々で言葉の違い、習慣の違い、文化の違いに遭遇した。その総集編。◆回った小学校の数は４９２校。取材の最後に、岡田さんは自分の母校を訪ねる。音楽家を目指して北海道の北見から東京へ、東京からヨーロッパへと常に前だけを見てきた彼にとって、北海道の母校は遠い過去のものだった。

ＳＢＣライブラリー保存の映像により、昭和３０年代からの信州の歴史、人々の暮しぶりを伝える。

大学卒業後に廃業寸前だった家業を継ぎ「究極の食中酒」作りに取り組んだ若き杜氏・新澤巖夫さんの挑戦を追う。◆彼が目指す酒は、料理の邪魔をしない、すっきりとした日本酒のこと。馬の目利きである“伯楽”にちなんで伯楽星と名づけた酒は、わずか数年で評判を呼び、世間に認められるに至った。そこには新澤さんの戦略と陰の努力があった。酒の味はもとより、お客の口に入るまでの徹底した品質管理を実現するために、酒販店の理解を得ようと全国を駆け回る。

四国が誇る人々が築き上げた文化、歴史、かけがえのない自然など、毎回１テーマで「四国の至宝」を伝えるシリーズ番組。（２００６年４月２日～２００７年３月２５日放送、全５０回）◆香川県東かがわ市引田。江戸時代には「塩」「砂糖」「綿」の讃岐三白の荷を関西へ送り出していた港町。この土地で栽培されたサトウキビだけを使って作られたもの、それが「和三盆」である。サトウキビの成分である結晶を何度も研いで、糖蜜をこして固めたもの。ほのかな甘みと独特の風味が何とも言えない。「和三盆」とはお盆の上で三日間研いで作ることに由来する。この道５０年のベテラン職人は「一人前になるためには１０年以上必要」と語る。２００年の伝統を持つこの和三盆作りは、今でも昔ながらの手法を忠実に守り続けている。

一面の菜の花畑を歩く子どもたちを描いた「遠足」。「壁のある風景」と題された、高く暗い壁の絵。ハンセン病療養所・菊池恵楓園にひっそりと残された数々の絵に込められた、強制隔離という過酷な人生を送った人たちの思いを描く。◆絵を描くことの好きな仲間が集まって、戦後間もなく発足した「金陽会」という絵画クラブ。特別な指導者もなく、会員たちはそれぞれに自分の絵を模索してつくりあげてきた。