テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

瀧山信仰 中沢新一 消えた巨大霊場を歩く / 山形テレビ開局40周年特別番組

番組ID
205352
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2010年10月30日(土)13:00~13:55
時間(分)
47
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
school
教育・教養
放送局
山形テレビ(YTS)
製作者
山形テレビ(YTS)
制作社
山形テレビ(YTS)
出演者
中沢新一森繁哉、ナレーター:仙道隆
スタッフ
企画:千歳栄、監修:千歳栄、撮影:岡崎英治、撮影:渡部雅之、撮影:中溝拓也、音声:渋江一浩、音声:平間一成、CG:大沼香、編集:松浦健二、ディレクター:庄司勉
概要
山形市東部にそびえる「瀧山」(標高1362m)。かつてその山麓は多くの堂塔や宿坊が立ち並び、天台宗の一大霊場だったという。だが鎌倉幕府に閉山を命じられ、隆盛を極めた霊場の存在は歴史の中に埋もれてしまった。「瀧山」とはいったいどのような信仰の場だったのか。人々はいったい何を祈ったのか。それを伝える古文書はほとんど残っておらず、明治以降においても、廃寺となったこの一帯の調査は一切行われていない。だが、巨大霊場の存在を示す痕跡が今も山形市内各所に残っている。国内最古の石鳥居や3メートルを超す巨大仏像は、我々に何を語りかけるのか。人類学者の中沢新一氏が巨大霊場の痕跡を辿り、閉山から800年の時空を超えて「瀧山信仰」の姿を解き明かす。

同じ年代の公開番組

世界初公開 封印された魔境セピック ~原始の儀式に命をかける~

秘境ニューギニア島セピック川の最深部には200以上もの民族が「聖なる森」と「命の大河」から恵みを受け暮らしている。「民族の米」であるサゴやしを削るのは村人全員の共同作業。財産を共有するコモンズ思想。原始の生活と秘密の儀式。民族の踊りシンシンに登場する巨大なワニの模型は日本の祭との共通性を思い起こさせてくれる。彼らはワニを聖なるものと崇め、生活の中の決まりごとに取り入れている。ワニの肉を食すことでその強さを身体に取り込めると信じ、命懸けのワニ猟を行う者。激しい痛みと傷口からの感染で命を落としてしまう危険があっても、通過儀礼として刃物で体に傷をつけ血を流しながら、ワニ皮のような突起の身体改造を施す若者たち。そんなわれわれの常識をこえる彼らの原始の儀式は、なぜ続けられてきたのか。彼らが望むものは何なのか。私たちの文明とは全く価値観が違う異文化を、長期にわたる綿密な取材によって「アンラーン(unlearn・学び壊し)」することで見つめ直し、“生きる”とは何かという人間の根源に迫る。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
プレミアム8 ワイルドライフ 京都法然院 いのちの庭

京都、東山山麓にひっそりと佇む古刹・法然院。山に囲まれた京都の中でも、比叡山へと36の山々が連なる東山は、自然が色濃く残る場所。法然院はそこで800年以上の歴史を持つ法然上人ゆかりの寺だ。古びた山門をくぐると、四季を通じてサクラやフジ、アジサイなどの花が苔むした境内を彩り、掃き清められた白砂壇や日本庭園が本堂に調和する。そして背景に迫る常緑樹の深い森。◆ところが、京都ならではのそんな風景に目を凝らすと生き生きとした命の世界が見えてくる。池では珍しいモリアオガエル、タゴガエルが繁殖し、それらの小さな生き物を糧にアオバズク、オオルリ、サンコウチョウなどの渡り鳥が繁殖に訪れる。境内の花や果実はムササビの子育てを支え、イノシシやタヌキも食べに来る。地表のコケにも、クマムシ、ワムシなど微生物たちの連鎖の宇宙が広がっている。◆「人は縁あって他の生き物の命を預かって生かされている。その生き物同士の支え合いを自然という」。住職の想いそのままに、法然院の庭は生命が結び合い、森羅万象に満ちている。命とは何か、自然とは何か。庭園の四季と美しい仏事の光景を織り交ぜながら、驚きと感動に満ちたいのちの繋がりを見つめる。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組