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ニュース映画

毎日世界ニュース 432 初冬

番組ID
N00882
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1959年11月18日(水)
時間(秒)
124
カテゴリ
社会
概要
初冬の日差し明るい九州の佐賀では、つるし柿の柿むき競争が行なわれた。お国名物とあって男の子も女の子も一生懸命、さすがお母さんは見事な手さばきを見せている。お正月用のつるし柿も軒いっぱいに並んですっかり準備が整った。11月15日は七五三。1959年も思い思いの装いを凝らして、京都の八坂神社や東京の明治神宮など、どこの神社もこの日を待ちかねた健やかな成長を祈る人たちで埋まった。一の酉を迎えて押すな押すなの浅草大鷲神社の酉の市。名物の熊手市も出揃って、お賽銭の山が築かれまずまずの景気。手締めの音も賑やかに熊手の売れ行きも上々。冬が一歩一歩近づくこの頃である。

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毎日世界ニュース 406 ゆらぐ専売制度

瀬戸内海沿岸では流下式という新しい製法を取り入れて、塩の生産はようやく最盛期に入ろうとしているが、一方では、塩の生産過剰のため、整理の対象となった弱小塩田は、今途方に暮れている。伊達政宗の時代から300年の歴史を持つ、宮城県の渡波塩田もその一つ。入浜式という昔ながらの製法では、コストが高くついて外国から安く入る塩に太刀打ち出来なくなったのである。戦後塩不足の時代、増産また増産に追われたのも今は昔の夢。再建も補償もメドがつかぬまま、塩を炊くカマドの火は絶えて、塩田はペンペン草の生え放題。見捨てられてゆく弱小塩田の悲哀である。一方、アルコールは需要減のため、宮崎県の小林工場は経営合理化のため民間払下げと決定。120名の従業員たちは死活問題だけに払下げ絶対反対。市役所に陳情に押し掛けて深刻な表情だ。同じ民間払下げの悩みを持つ福岡の国鉄志免炭鉱の従業員たちも、応援に駆けつけ、払下げ反対の共同闘争を打ち出した。その場へ視察に現れた通産局の役人が、写真を撮ったというのでフィルムを巻き上げられる始末。赤字を抱えた専売制度の危機は、経営合理化の名のもとに、こうした弱小企業へのシワヨセとなって表われて来たようである。


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