テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

videocam
ニュース映画

毎日世界ニュース 413 七十万人の労働災害者

番組ID
N00802
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1959年07月08日(水)
時間(秒)
187
カテゴリ
社会
概要
1959年7月6日、栃木県宇都宮市の大谷石採石場で、落盤事故のため作業中の石工9人が生き埋めになった。ただちに6人が救出されたが、残りの3人は絶望視されるという労働安全週間中に起きた災害事故である。建設の陰にはいつも多数の犠牲者が出て、殉職者の供養碑は各地に見られる。労働災害はこのところうなぎのぼりに増えて、昨年1年間に70万人を超す犠牲者を出している。特に何の保安設備も無く問題の多い中小企業に、労働基準監督署では実態を見極めようと調査に乗り出したが、安全器を付けずに指を落した多くのプレス工員が見られた。労働基準局の窓口は補償金の相談に来る人が絶えない。仕事で指が開かなくなってしまったという婦人も相談に来た。労災病院では職場復帰を夢みながら療養生活を送る患者たち。職業補導所で新しい職場を求めて努力はするものの、失った手足に結婚を断念する婦人たち。一瞬にして全てを失ってしまう労働災害者をなくし、事故の無い安心して働ける職場にしたいものだ。

同じ年代の公開番組

毎日世界ニュース 403 二大政党下新知事きまる

2大政党下、初の統一知事選挙は、各地で華々しい選挙戦を展開、特に北海道、東京、大阪、福岡では自民、社会両党が対立候補を押し立てて対決、乱戦模様となった。違反と知りながらパレードをするのも追い込みなればこそ。1959年4月23日は投票日。函館ではトラピストの修道士達も清き一票を投じた。激しかった選挙戦を反映して全国的に出足は上々、前回の選挙を上回る79パーセントの投票率を示し、今後4年間の地方政治に国民の審判は下された。社会党の地盤と見られていた北海道で、自民党の町村金五氏が勝ち名乗りを上げれば、福岡では汚職追放をかかげて社会党の鵜崎多一氏が、自民党の土屋香鹿前知事を押さえて当選、早速県庁職員を前に第一声を上げた。最大の激戦地大阪では、左藤義詮氏が接戦の末、見事金的を射止めた。地方選挙の天王山東京では、自民党の推す東竜太郎氏がゴールイン、政府与党を喜ばせた。意外の不振に社会党本部は気勢が上がらない。特に東京での有田八郎氏の落選は大きな痛手だった。問題の多い都政を預かることになった東新知事の初登庁。清く明るい地方政治の確立のために、私達の選んだ人のお手並みを見守りたいものだ。


videocamニュース映画
毎日世界ニュース 412 日本の鼓動 六月二十五日

1959年6月25日、閣僚を入れ替えて守りを固めた岸信介内閣は、最大の関門、安保条約改訂問題を抱えて臨時国会に臨んだ。政府の防衛力強化の方針に、一周年を迎えた自衛隊習志野空挺団では訓練にも一段と気合いが入り、海上自衛隊には日米相互防衛援助協定による、戦後最大の国産駆遂艦「てるづき」も誕生した。同じ日、アメリカへ向かう練習艦隊と入れ代わりに、鹿児島港に日本の最南端与論島から平和行進が到着、原水爆禁止の悲願を込めて広島への歩みが続けられた。韓国(大韓民国)から米軍の撤退を求めて気勢をあげる北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の人々も、帰国を前に喜びの表情が溢れているが、この日は祖国の姿そのままに、南北入り乱れての朝鮮動乱記念日となった。防衛庁前には安保条約改訂反対のデモ隊が押しかけ、日比谷で全国統一行動日の中央大会が開かれた。防衛予算より米価の補償をと農民も立ち上がり、折りから開かれている米価審議会に適正米価を要求して農林省前へ坐り込みの作戦に出た。夜の街では全学連の学生たちがデモをくり返し、またしても警官隊と衝突し、この日のフィナーレは夜の更けるまで続けられた。1959年6月25日は、国の運命を決める多くの問題を抱えて悩む日本の縮図ともいうべき一日であった。


videocamニュース映画

Copyright Broadcast Programming Center of Japan.