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ニュース映画

毎日世界ニュース 409 阻止された志免鉱調査

番組ID
N00787
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上映日
1959年06月10日(水)
時間(秒)
152
カテゴリ
科学・技術・産業
概要
国鉄志免炭鉱の埋蔵量を調査するため青山委員長は博多に到着。十河信二国鉄総裁も参加していよいよ現地調査に乗り込むことになった。これに対して組合側は1959年6月6日、朝から6千名を動員して、乗り込んで来た一行の車を、通せ通さぬと押し問答。タイヤの空気を抜いて阻止する有様。井上西部支社長と社会党議員団との話合いも、調査目的に食い違いがあって一向にラチがあかず。ついに午後1時過ぎ、1200人の警官隊に出動を要請、必死に座り込んで阻止しようとする組合員と揉み合いが始った。コンニャク戦法という珍戦術をとる組合側のピケラインを、警官側はゴボウ抜きで切り崩し、揉み合うこと1時間半、双方に177名の負傷者を出し、社会党の小柳参議院議員も負傷。ついに一行は組合との話合いを打ち切って、調査を取り止め現地を引き上げたが、十河国鉄総裁は払下げにあくまで強気だ。まだまだ尾を引きそうな志免払下げ紛争、双方とも冷静な話し合いで解決して欲しいものである。

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毎日世界ニュース 406 ゆらぐ専売制度

瀬戸内海沿岸では流下式という新しい製法を取り入れて、塩の生産はようやく最盛期に入ろうとしているが、一方では、塩の生産過剰のため、整理の対象となった弱小塩田は、今途方に暮れている。伊達政宗の時代から300年の歴史を持つ、宮城県の渡波塩田もその一つ。入浜式という昔ながらの製法では、コストが高くついて外国から安く入る塩に太刀打ち出来なくなったのである。戦後塩不足の時代、増産また増産に追われたのも今は昔の夢。再建も補償もメドがつかぬまま、塩を炊くカマドの火は絶えて、塩田はペンペン草の生え放題。見捨てられてゆく弱小塩田の悲哀である。一方、アルコールは需要減のため、宮崎県の小林工場は経営合理化のため民間払下げと決定。120名の従業員たちは死活問題だけに払下げ絶対反対。市役所に陳情に押し掛けて深刻な表情だ。同じ民間払下げの悩みを持つ福岡の国鉄志免炭鉱の従業員たちも、応援に駆けつけ、払下げ反対の共同闘争を打ち出した。その場へ視察に現れた通産局の役人が、写真を撮ったというのでフィルムを巻き上げられる始末。赤字を抱えた専売制度の危機は、経営合理化の名のもとに、こうした弱小企業へのシワヨセとなって表われて来たようである。


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