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ニュース映画

毎日世界ニュース 408 ある記念日の表情

番組ID
N00783
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上映日
1959年06月03日(水)
時間(秒)
184
カテゴリ
社会
概要
日本海海戦から55年目の今日、島根県江津市の沖合では、当時金塊を積んだまま沈没したバルチック艦隊イルティシ号の引き揚げが話題を呼んでいる。海底に花束を手向けて戦没者の霊を弔ったが、出て来るのは鉄屑ばかり、今度は慰霊碑を建てるそうで宝探しもいよいよ本格的。1959年5月27日、東郷神社では軍艦旗とZ旗を高くかかげて、東郷平八郎元帥の25周年忌。往時の古強者たちが集まって、かつての栄光の日、日本海海戦の昔を偲んでいた。また、東郷さんの邸跡では山伏たちが集まって、元帥の信仰厚かった117不動さまの火渡り式。熱心な信者たちが熱さを忘れて元帥の霊を慰めた。一方、横須賀の旗艦「三笠」の前では、三笠復元の勧進相撲に横綱若乃花が一役買って力の入った土俵入り。東郷さんはいづこと艦内くまなく覗いて見たら、部屋の片隅からこちらを睨んでいた。今は国破れてキャバレーに残る海軍記念日(5月27日)。東郷元帥の感慨やいかに?

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毎日世界ニュース 434 国会デモ乱入事件

ベトナム賠償をめぐって社会党が激しく政府を追求する1959年11月25日の衆議院外務委員会。自民党が質疑打ち切りを強行したため委員会は混乱、社会党の委員は一斉に退場してしまった。夜も白々と明ける頃、社会党欠席のまま採決に入り、問題のベトナム賠償は本会議に送られ27日早朝ついに衆議院を通過した。その日の午後の国会前は、安保改定阻止を叫んで日本労働組合総評議会(総評)、全日本学生自治会総連合(全学連)のデモ隊2万7千人が押しかけ、人と旗の波で埋まった。右翼も飛び出して、第8次統一行動日は初めから荒れ模様。請願デモの波は続々と正門に殺到、警官隊と揉み合いが続き、双方の負傷者は300人以上に達した。やがて陳情団の代表が国会議員の先導で中に入った。ところがその後から全学連を先頭に、デモ隊がなだれを打って国会構内に乱入、ジグザグデモを繰り返した。浅沼稲次郎書記長の説得も若い学生たちの耳に入らない。こうしてデモ隊が1時間あまりも国会を占拠するという国会史上空前の不祥事となった。この事件の先頭に立って独走した全学連は、検束者を返せと警視庁に押しかけたが、またも検束者を出す結果となった。全学連本部は書類を焼き捨て、東大自治会も門を閉ざし、バリケードを築き、手入れに備えて泊り込みの非常体制だ。波乱の一夜が明けた国会、二度と汚したくない民主主義の殿堂である。


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毎日世界ニュース 406 ゆらぐ専売制度

瀬戸内海沿岸では流下式という新しい製法を取り入れて、塩の生産はようやく最盛期に入ろうとしているが、一方では、塩の生産過剰のため、整理の対象となった弱小塩田は、今途方に暮れている。伊達政宗の時代から300年の歴史を持つ、宮城県の渡波塩田もその一つ。入浜式という昔ながらの製法では、コストが高くついて外国から安く入る塩に太刀打ち出来なくなったのである。戦後塩不足の時代、増産また増産に追われたのも今は昔の夢。再建も補償もメドがつかぬまま、塩を炊くカマドの火は絶えて、塩田はペンペン草の生え放題。見捨てられてゆく弱小塩田の悲哀である。一方、アルコールは需要減のため、宮崎県の小林工場は経営合理化のため民間払下げと決定。120名の従業員たちは死活問題だけに払下げ絶対反対。市役所に陳情に押し掛けて深刻な表情だ。同じ民間払下げの悩みを持つ福岡の国鉄志免炭鉱の従業員たちも、応援に駆けつけ、払下げ反対の共同闘争を打ち出した。その場へ視察に現れた通産局の役人が、写真を撮ったというのでフィルムを巻き上げられる始末。赤字を抱えた専売制度の危機は、経営合理化の名のもとに、こうした弱小企業へのシワヨセとなって表われて来たようである。


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