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テレビ番組

震災の記憶 ~家族4人を亡くした同級生は~

番組ID
214801
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放送日時
2020年01月17日(金)19:00~19:54
時間(分)
47
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
サンテレビジョン(SUN)
製作者
サンテレビジョン(SUN)
制作社
サンテレビジョン(SUN)
出演者
ナレーション:松本純
スタッフ
ディレクター:松本純、カメラ:鎌田一成、CA:松岡雅之、編集:松尾康子、タイトル:東村靖典、MA:百濟伸晃、プロデューサー:永谷和雄
概要
阪神淡路大震災から4半世紀が経った。関西でフリーアナウンサーとして活躍する松本純には今も忘れられない同級生がいる。震災当時、兵庫県神戸市東灘区で近所に住んでいた名城祐次君だ。当時小学5年生だった名城君は同居する両親や弟、祖母の家族4人を一度に亡くし、神戸から引っ越してしまった。厚生労働省の調査によると震災で両親を亡くした子どもたち、いわゆる震災孤児は68人いると言われているが、その後の成長などはほとんど明らかにされていない。松本はキャスターを務めていたニュース番組を通して、名城君と再会することに成功。名城君の元担任や同級生、親族などを取材し、震災後の半生を振り返り、震災孤児の支援のあり方についても考える。

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2019年4月4日、1人の男性が末期がんとの壮絶な闘病の末に39年の生涯を終えた。その男性の名前は、松原裕さん。ライブハウス経営と音楽プロデューサーを続けながら、神戸でチャリティフェスティバル「カミングコウベ」を開催してきた。毎年人気アーティストが100組近く集結し、入場無料とする代わりに募金を呼び掛けるなど、東北や熊本など他の被災地への支援を精力的に行っている。松原さんは中学生の時に神戸市で被災し、何もできなかった後悔の念から10年後の2005年にイベントを立ち上げ、松原さんの考えや熱意に共感するアーティストや神戸の企業によってイベント規模は年々大きくなっていった。しかし、2016年松原さんにステージ4の腎臓がんが見つかり、余命2年を告げられる。2児を育てるシングルファーザーでもある松原さんにとってあまりにも厳しい現実だが、決して諦めず、自らの病と闘い続けることを決意する。あらゆる投薬治療を試し、日に日に激しくなる咳にも耐え、震災の語り部の活動を続け、自らの考えを息子たちに継承しながら2017、18年もカミングコウベを成功に導く。15周年となる2019年のイベント開催を見たいと願った松原さんだったが、開催まで残り1か月近くとなった4月に容態が急変し、家族や多くの仲間たちに見守られる中、息を引き取った。「キッカケは何でもいい、若い世代が自発的に震災・チャリティについて考える場にしたい」と語っていた松原さん。その遺志はどのような広がりを見せたのか。震災への支援の在り方と世代継承を伝える。


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