テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

特集ドラマ 極北ラプソディ〔1〕 ドクターモンスター降臨

番組ID
210114
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2013年03月19日(火)22:00~23:13
時間(分)
73
ジャンル
recent_actors
ドラマ
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK、NHKエンタープライズ
出演者
スタッフ
原作:海堂尊、脚本:宮村優子、音楽:吉俣良、考証:山田隆司、考証:宮崎国久、指導:奈良理、指導:九津見圭司、ことば指導:佐藤もみじ、イラスト:わたなべさちよ、制作統括:佐野元彦、制作統括:谷口卓敬、プロデューサー:西口典子、美術:深井保夫、技術:小倉忠、音響効果:西ノ宮金之助、撮影:藤田浩久、照明:西澤庸浩、音声:下迫賢治、映像技術:福田慎一郎、美術進行:扇谷裕一朗、記録:森本順子、編集:阿部格、演出:西谷真一
概要
全国の地方都市が直面する医療崩壊の危機。北海道にある破綻寸前の公的病院を舞台に、医療の原点を目指し、奮闘し成長していく青年医師の1年を、地元の女性との純粋な愛のゆくえを織り交ぜながら描く。原作:海堂尊。(前後編・全2回)◆前編「ドクターモンスター降臨」。財政難にあえぎ、医師が今中良夫(瑛太)ひとりになった北海道の極北市民病院。再建請負人・世良(小林薫)が新院長として赴任し、強引に入院病棟の閉鎖と、救急患者の受け入れ拒否の方針を打ち出す。今中は、恋人・梢(加藤あい)の祖父・彰吾(高橋昌也)に対して退院を促す役目を押し付けられる。一方で、梢が世良の娘と知って驚く。そんな中、市民病院に来た田所(徳井優)が死亡し、「世良の診療拒否が原因ではないか」と報道される。

同じ年代の公開番組

TSS報道特別番組 ヒバクシャと被曝者 繰り返される悲劇

原爆投下から68年目を迎えるヒロシマ。被爆による健康不安を抱える人々の支えになってきたのが、医療費などの支援を受けることができる被爆者としての証、「原爆手帳(被爆者健康手帳)」だ。◆その制度を見習った自治体がある。福島第一原発事故で全ての住民が避難を余儀なくされた福島県浪江町。全住民約2万1千人は、県内外でいまだ避難生活を続けている。町職員の紺野則夫さんは、町民の健康を守るための制度作りに奔走した。その努力が実り、浪江町の「放射線健康管理手帳」は2012年8月にスタート。国に医療費の無料化を訴えると同時に、被ばく線量や健診の結果などを記入し、健康の保証や賠償の根拠にするもので、各地で避難を続けている全町民に配布された。◆しかしかつてのヒロシマでは、原爆手帳の交付を拒否し続けた人が数多くいた。片山春子さんもその一人。若いころ「被爆は遺伝する」と言われ、結婚を何度も断られた。そのため、被爆者であることを隠して結婚。生まれたわが子の将来を思って原爆手帳の発行を拒み、夫が亡くなるまで被爆者であることを隠してきた。しかし「核の悲劇を繰り返してはならない」と、3年前から被爆の「語り部」としての活動を始めている。◆現在の浪江町。住民はいまだ自分の家に戻る目途がたたず、建物は痛み、田畑は荒れ放題のまま。そして、避難生活を続ける人たちの現実。転校先の学校で同級生に「放射能がうつる」と言われた小学生の女子。被ばくの事実が娘の結婚や将来に影響することを心配する母親。「被災者は賠償金で遊んでいる」と思われたくないと、周囲を気にしながら生活を送る自営業の男性。かつてヒロシマの人たちが経験した、放射線の二次被害ともいえる“差別・偏見・中傷”が繰り返されていた。◆浪江町が始めた「放射線健康管理手帳」をめぐっては、国に求めている恒久的な医療費無料化の実現の道は見えず、周辺町村からは「被ばく者として差別されるかもしれない」と同調に消極的な声があがっている。この現状にもどかしさを抱える町職員の紺野さん。浪江町の人たちの苦しみや不安は外の人たちには気付かれず、あるいは忘れ去られようとしている。◆そして、国は“原発再稼働”に向け、確実に歩みを進めている。ヒロシマとフクシマ。この2つの「被ばく地」を通じ、“核”がもたらしたものについて、私たちが何を見つめ、何を伝えていかなければならないかを考える。


cinematic_blurドキュメンタリーondemand_video報道・時事tvテレビ番組