テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

知っていますか?ロービジョン ~0と1の間 Vol.2~

番組ID
R24191
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2023年03月29日(水)19:00~19:55
時間(分)
54
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
文化放送(JOQR)
製作者
文化放送(JOQR)
制作社
文化放送(JOQR)
出演者
スタッフ
取材:塚本茂、構成:桐木啓子、演出:相笠淳一、制作:白石仁司
概要
2022年9月に放送された特別番組の第2弾。「ロービジョン」とは、何らかの原因により視覚に障害を受け「見えにくい」、「まぶしい」、「見える範囲が狭くて歩きにくい」など日常生活での不自由さをきたしている状態を指す。番組では、俳優のサヘル・ローズと、ロービジョン者であり、番組企画者でもある文化放送ディレクターの白石仁司が、ロービジョンや、様々な視覚障碍者についての取り組みを紹介する。白石は、20年近く前に緑内障が見つかり、片目が病気の進行によってほぼ見えなくなり、良かった方の目も、去年ぐらいから病気が進行してきたという。白石自身は、目が見えなくなってきているという症状に直面して一番難しかったことは、周囲の人間に自分の状況を伝えることだと話す。「ロービジョン者それぞれに、見えるもの見えないものの範囲は変わってくる。傍から見ると全く普通に見えるけれども、見えてないところがたくさんあることを少しでも分かってもらいたい」と理解を求めた。 
受賞歴
ギャラクシー賞(第60回奨励賞)

同じ年代の公開番組

RKKラジオ報道特別番組 真実を求めて ~免田事件が問い続けるもの~

1983年7月15日、34年以上死刑囚として獄中にあった免田栄さんが、国内で初めて再審で無罪となり釈放された。1948年人吉市で起きた一家四人殺傷事件の犯人とされた免田さんは、23歳で投獄され、何度も無実を訴え続けたものの一度言い渡された死刑判決は長年覆らず、やっと実現した再審で無罪判決を勝ち取った時には57歳になっていた。免田事件にかかわることのなかった制作者が、免田事件再審無罪判決40年を記念した特別番組の上映会に参加した。初めて見る番組を通して「なぜ無実なのに自白したのか?」「裁判にこれほど時間がかかるのはなぜなのか?」など事件に対する疑問が膨らむ。そして、その上映会での質疑応答で「免田が犯人」と主張する人がいることにも衝撃を受け、冤罪事件の罪深さを再認識した。そこで、免田さんの釈放後から取材を続ける3人のフリージャーナリストたちを訪ね、事件の概要や、なぜ警察、検察、司法までも誤ったのかをインタビューし、事件の構図を示した。また、獄中から家族や支援者に宛てた400通の手紙や、読破した1000冊の読書記録から、免田さん自身が「生きる意味」や「人間とは何か」を追究し続けた深層にも触れた。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組