テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

永遠の平和を あるBC級戦犯の遺書

番組ID
R23522
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2021年11月03日(水)22:00~22:51
時間(分)
51
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
RKB毎日放送
製作者
RKB毎日放送
制作社
RKB毎日放送
出演者
ナレーション:山崎夕希子、朗読:佐藤巧、朗読:茅野正昌
スタッフ
取材:大村由紀子、構成:大村由紀子、演出:大村由紀子、音声:篠原圭、選曲:寺岡章人、編集:寺岡章人
概要
1945年日本はポツダム宣言を受諾し敗戦した。宣言の中には「戦争犯罪人を処罰する」ことが盛り込まれていた。東京裁判によってA級戦犯7人が絞首刑になったが、捕虜虐待などの罪を問われ、連合国各国の軍事法廷で裁かれたBC級戦犯は合わせて920人が処刑されている。アメリカの第8軍による横浜のBC級戦犯裁判では41人の死刑が確定し、うち7人が巣鴨プリズンで執行された。そのうちの1人、藤中松雄は現在の福岡県嘉麻市の出身だ。太平洋戦争開戦直後、20歳で召集され海軍に入隊。終戦の年の4月、沖縄県の石垣島で、撃墜された米軍爆撃機から脱出した搭乗員の米兵捕虜3人の処刑現場に立ち会うことになる(石垣島事件)。藤中が亡くなってから70年が経ち、初めて明らかになった戦犯事件と裁判の真実。妻と二人の幼い息子を残し、28歳で命を絶たれた青年が遺した言葉を伝える。◆第76回文化庁芸術祭参加(初回放送日2021年5月21日)
受賞歴
日本民間放送連盟賞(2021年教養番組優秀)、放送文化基金賞(第48回優秀賞、企画・制作賞(大村由紀子))

同じ年代の公開番組

南海放送ラジオ特別番組 瀬戸内海はゴミ箱じゃない ~拾いつづける男~

「穏やかで美しく豊かな海」と評される瀬戸内海。しかし、私たちには見えていなかった瀬戸内海の裏側があった。安価で便利で丈夫、20世紀の夢の発明品ともてはやされたプラスチック製品。一度作られると400年以上分解しないプラスチックは今なお増え続け、深刻な環境問題となっている。愛媛県八幡浜市で生まれ育った岩田功次さん(60歳)は2016年から本格的に漂着ゴミを拾いはじめ、瀬戸内海全域の調査で漂着ゴミの実態を浮き彫りにした。海側からしか見えない入江にプラスチックゴミが溜まり続けることに注目し、これまで500カ所以上のゴミスポットを発見した。しかし、このゴミスポットは陸からアクセスできず、船でしかたどり着けない。何十年もかけて層になったゴミの山はマムシやムカデの生息地でもあり、ゴミ拾いは命がけである。また、海洋ゴミの受け入れや処分方法は各市町村に任されていて対応はまちまち。苦労して拾っても受け入れてもらえない場合もある。プラスチックによる海洋汚染の深刻な現実と、これからの課題を浮き彫りにする。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組