テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

IBCラジオスペシャル 海よ光れ -全校劇の小学校 最後の1年-

番組ID
R22897
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2020年05月31日(日)10:00~10:45
時間(分)
44
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
IBC岩手放送
製作者
IBC岩手放送
制作社
IBC岩手放送
出演者
スタッフ
企画:中村好子、制作:若月修、制作:角掛勝志、ディレクター:佐藤桃花、ディレクター:金子未央
概要
山田湾を見下ろす高台にある岩手県山田町立大沢小学校は、東日本大震災の影響による児童減少のため、2019年度をもって閉校することになった。閉校までの最後の1年を追ったドキュメンタリー。◆大沢小には、全校児童が演じる「海よ光れ」という独自の演劇が1988年から続いている。明治の三陸大津波や大正のスルメイカ大漁など、漁業を生業としてきた大沢の歴史を描き、海の大切さを訴える内容である。この演劇も、閉校に伴い今回の上演が最後。震災翌年の上演では、明治三陸大津波の悲惨さを伝える演出が削除された。震災から9年、最後の演者である児童たちは、6年生でも震災当時3歳。津波の記憶は、ほとんどない。最後の上演にその場面を復活させるかどうか、決断は児童たちにゆだねられた。

同じ年代の公開番組

NBCラジオスペシャル ある炭鉱夫の半生 ~地獄の底は頭の上~

1980年、知人から「高島は儲かるらしい」という話を聞いた岩崎健典さん(当時38歳)は、お金を稼ぎたい一心で妻と二人の子供を連れて高島へ船で渡る。酒におぼれ、短気を起こしてばかりの人生をやり直すためでもあった。しかし高島炭鉱で待っていたのは高い給料と引き換えの過酷な労働環境だった。職場は地下1000メートルの真っ暗な海底トンネル。常に恐怖を感じながら必死で石炭を掘り運んだ。天井から落ちてくる石をよけながら弁当を食べる毎日。落盤事故もあればガス爆発事故もある。大けがをした同僚を間近に見ながら、いつも粉塵まみれで家に戻った。「海の底が地獄だとしたら自分たちはさらにその下で働いているのだ」と考えることもあったが、死と隣り合わせの日々を生き抜く中、不思議な充実感を覚えるようになる。高島での過酷な6年間を振り返り、「あの地獄のような日々があったからこそ今の自分がある」と感謝の思いを口にする岩崎さん。現在、長崎市の軍艦島ミュージアムで炭鉱の歴史の案内人を務め、当時の様子を伝えている。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成recent_actorsドラマradioラジオ番組