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ラジオ番組

関西発ラジオ深夜便 明日へのことば 震災20年を語り継ぐ〔3〕 市民の手記が伝える力 高森順子

番組ID
R21769
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放送日時
2014年12月13日(土)04:05~04:59
時間(分)
39
ジャンル
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トーク・ワイドショー
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ドキュメンタリー・録音構成
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK、NHK大阪
出演者
聞き手:住田功一
スタッフ
制作統括:住田功一、制作:中村豊
概要
「阪神・淡路大震災20年を語り継ぐ」をテーマに全4回シリーズで送る。第3回は「市民の手記が伝える力」。阪神大震災を記録しつづける会・事務局長の高森順子さん(30歳)の話を聞く。◆当時小学生だった高森さんは、神戸市東灘区の人口島「六甲アイランド」の自宅で被災した。大きな被害がなかった地区だったことから、その後「震災」に触れる時には少しためらいを感じていたと話す。大学卒業後、一度は社会人生活を送るが、大阪大学大学院に進学して「災害伝承」をテーマに研究を始める。そこには、震災直後から毎年市民の手による手記集を編集して出版し続けた叔父の存在があった。高森さんは、叔父が立ち上げた「阪神大震災を記録しつづける会」の活動を継ぎ、手記を寄せた人たちとの交流を続け、震災から20年になる1月には10年ぶりに手記集を出版する準備を進めている。市民の手記が果たす役割や、災害の記録の残し方について話を聞いた。

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3人のゲストと共に、東日本大震災後を前向きに生きるヒントを考える。大野玄妙さんは法隆寺管長で、震災の犠牲者供養と復興を祈願した特別展「法隆寺 祈りとかたち」を仙台市内で開催中である。阪神淡路大震災を経験した小倉健一郎さんは、震災翌日に神戸から駆けつけ、医療を支援してきた。現在は全ての病院が流された石巻市雄勝町に作られた診療所の所長として、無医地区となった町の医療とコミュニティを守る。仙台在住の直木賞作家の熊谷達也さんは、かつて教師として務めた気仙沼を舞台に、被災地の物語を書き続けている。◆鼎談は、地震が起きたあの瞬間をどこでどのように迎えたかから始まる。そして、それぞれが震災とどう向き合っているか、震災があらわにした課題、日本人の精神性、祈ることの意味などが語られる。風化を止めるには、被災地に関心を持ち続けてもらう機会を作ること、経験を語り継ぐことが何より大切であり、震災の経験から生まれた教訓を広く共有することが、次の災害への備えとなる。


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