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ラジオ番組

日々感謝。ヒビカン

番組ID
R20821
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放送日時
2012年08月06日(月)12:00~15:00
時間(分)
102
ジャンル
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トーク・ワイドショー
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ドキュメンタリー・録音構成
放送局
中国放送(RCC)
製作者
中国放送(RCC)
制作社
中国放送(RCC)
出演者
スタッフ
構成:岡本幸、演出:岡本幸、演出:猪野竜平、演出:村山太一、演出:豊後美羽、制作:増井威司
概要
平日午後の生ワイド番組。原爆の日のこの日は、アメリカ人詩人のアーサー・ビナードさんとともに平和記念公園を散策しながら、鋭く、やわらかく、核の本質を伝える。◆ビナードさんは、被爆遺品を主人公にした絵本『さがしています』を出版。その中には、慰霊碑に名前が刻まれた少年、少女の遺品もあった。ビー玉やかばんなど、物言わぬ遺品の声をビナードさんが代弁する。ビナードさんは、最も心を打つ像は広島市立高等女学校原爆慰霊碑だという。三人並んだ少女の一人が箱を抱え、それは生徒たちと先生たちを殺したものを表している。その箱にはある事情で「原爆」ではなく、核分裂のエネルギーを示す「E=mc2」と刻まれた。ビナードさんは、「E=mc2」と置き換えられたことでこの像はネバダ、スリーマイル、チェルノブイリなどにも通ずる普遍性を持ったと指摘し、福島の慰霊碑でもあると語る。遺族の話や公園を訪れた人々の声も交えながら、放射能の惨禍と背中合わせにある現在を考える。(102分の編集版を公開)
受賞歴
ギャラクシー賞(第50回大賞)

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闘うバリアフリー活動家 中嶋のおじぃ

岡山市内の小学校へ出前福祉授業に出向き、「相手の気持ちになれ!」と指導する中嶋道雄さん。型破りでバリアフリーのためには手段を選ばない中嶋さんは「バリアフリー活動家」と呼ばれる。タクシー運転手だった彼は、38年前、乗車拒否にあっていた車椅子の障がい者を乗せたことがきっかけでボランティアに関わるようになった。介護タクシーで障がい者が外出できるようになると、次に問題になったのはトイレだった。中嶋さんは次々に直面する問題の解決に取り組んでいく。◆2009年、中嶋さんの喜寿を祝う会が開かれた。仲間の拍手喝采に囲まれる中嶋さん。しかし家族を省みず活動に没頭する父親は、二人の娘はにとっては「よそのおじぃ(おじさん)」だった。建築技師として公共施設を設計していた江端さんは、中嶋さんのような過激な人がいたから、岡山県で全国に先駆けて福祉のまちづくり条例が出来たと振り返る。名物ボランティアとなった中嶋さんは、わたぼうしコンサートで“あなたも障がい者になれます”という詩に出会い、バリアフリー社会は人のためではなく自分のためだと気づかされる。そんなある日、疲れやすいのは年のせいと思っていた中嶋さんは、余命半年と宣告される。


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