テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

若き詩人の肖像 茨木のり子をさがして

番組ID
R20455
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2011年05月28日(土)16:15~17:00
時間(分)
44
ジャンル
school
教育・教養
放送局
東海ラジオ放送
製作者
東海ラジオ放送
制作社
東海ラジオ放送
出演者
語り:川島葵
スタッフ
構成:川崎慎也、演出:神谷信寛、制作:秋田和典、技術:河津治樹
概要
戦後現代詩の長女と評される茨木のり子(1926~2006)。彼女の代表作「わたしが一番きれいだったとき」は多数の国語教科書に掲載され、1999年に刊行された詩集『倚りかからず』は、詩集としては異例の20万部を記録した。詩人・茨木のり子の形成には、父親と戦争が重要な鍵を握っていた。彼女の故郷と言える愛知県西尾市吉良町を取材し、詩人の若き日々を知る人たちの証言とともに作品を紹介する。また、彼女の評伝を書いたノンフィクション作家の後藤正治氏へのインタビューを交えて、今もなお愛され続けている茨木のり子の詩の魅力を伝える。

同じ年代の公開番組

SBSラジオギャラリー 本をどう読むか 今、知識が明日を救う

出版界が大きな転機を迎える今、本を読むことの意味を再考する。◆本の電子化は新刊の電子書籍だけではない。読者自身が本のデータをスキャナーで読み取り、パソコンなどで読めるようにする電子化は「自炊」と呼ばれている。電子化は国立国会図書館でも進み、公共図書館にも広がろうとしている。電子書籍の市場拡大で、出版社や編集者の役割も変わる可能性がある。紙の本は無くなるのだろうか。ベストセラーライターである社会学者の上野千鶴子さんは、本の電子化は必然と考えている。ブックディレクターの幅光孝さんは、電子化で本を読む機会が増えると語る。一般に電子書籍は紙よりも出版コストがかからないと言われている。もし電子化でより多くの本が出版されれば、読者は様々な本をいろいろな手段で読むことができるかもしれない。しかし、私たちは原発や三陸津波の本が出ていたのに、そこから正確な知識を得ていなかった。今、読者にとって重要なことは、読む手段ではなく、本の何を読み、本から何を学んだかではないだろうか。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組