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ラジオ番組

ラジオ・ドキュメンタリー 逃げ得のしじま 追跡・女性教員殺害犯の73年

番組ID
R20001
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放送日時
2009年05月30日(土)05:45~06:14
時間(分)
30
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
北海道放送(HBC)
製作者
北海道放送(HBC)
制作社
北海道放送(HBC)
出演者
語り:赤城敏正、吹き替え:田村英一
スタッフ
構成:杉田嘉裕、構成:加藤健司、制作:湯谷弘洋、技術:菅井敬太、効果:高橋伸哉、音声:高橋伸哉、取材:杉田嘉裕、取材:加藤健司
概要
蛙が鳴くのどかな里山で、高い塀と監視カメラで固めた異様な一軒家が、その男の家だ。男は同僚だった女性教員を殺害し、26年間遺体を隠し通したが、突然自首。すでに時効が成立しているため刑事責任に問われることはなく、世間の目を逃れるように暮らしている。一方、被害者の家族は、遺体が見つからない女性の行方を捜し続けていた。犯行から26年目の告白は、被害者家族の悲しみを新たにし、時効制度の矛盾を露呈させた。一度は告白しながら、動機や謝罪を口にすることなく再び口を閉ざした男。男はなぜ犯行を告白したのか。男が抱える新たな恐れとは何か。その生い立ちをたどると、被害者と同じ北海道のある港町出身だったことがわかった。今年73歳。告白して尚、事件の影から逃げ惑う男の姿を通して、時効制度の問題点をあぶり出す。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(第57回報道番組部門優秀)

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