青年海外協力隊に同行取材した記者のコメントと現地で働く隊員たちへのインタビューで、ラオスにおける日本の国際協力活動を紹介する。◆ラオスの首都ビエンチャンに派遣されている青年海外協力隊の看護師にインタビューを行い、ラオスにおける乳幼児医療の現状を聞く。また、養殖技術指導を行っている隊員の活動や、ＪＩＣＡ技術支援プロジェクト「ＦＯＲＣＯＭ」などを紹介する。そして派遣された日本人協力隊員の心情などをレポートし、国際協力に対する考え方を追う。

ラジオ大阪で平日朝放送、団塊世代を意識した情報生ワイド番組。パーソナリティはＳＦ作家のかんべむさしと中西ふみ子アナウンサー。（２００４年４月２日放送開始）◆時間帯ごとの基本コンセプトは、６時台…今朝の新聞から注目のニュースをコンパクトにテンポ良く、７時台…ニュースと特集コーナーの「ラジオナビ」に生活情報もプラス、８時台…１日を元気に過ごせる生活情報満載。時間ごとにリスナー層が変わることも想定しながら、話題をシフトする。◆この日のコーナー「ラジオナビ」では、人気シリーズ「歌でつづる世相史」を放送。懐かしい「ヒットパレードの時代」を特集する。ＦＡＸやメールを紹介するコーナー「ホームルーム」は「初めてのレコード」がテーマ。団塊世代の懐かしい音楽との思い出をテーマとする。また「アンチ・エイジング」情報も紹介。

発生から４１年を経た新潟水俣病。その未認定患者である阿賀野市出身在住の渡辺参治さんにナレーター・遠藤麻理が出会う。唄を愛し、９０歳なる今も新潟水俣病の語り部として全国を行脚する渡辺さん。その人柄に魅せられた遠藤は新潟水俣病について調べ始め、その発生過程から国・県の対応を取材し、まだ終わっていない新潟水俣病の歴史と現状、今後の課題を明らかにする。◆渡辺さんの周りの“患者と支援者”という枠を超えた“人と人との輪”を描きながら、新潟水俣病のためにできる事、人としての心の豊かさとは何かを探っていく。渡辺さんの元気一杯の唄と楽しそうな笑い声からは、苦汁の日々を過ごした後の人間としての温かさが伝わってくる。

日本を代表する世界的ジャズ・ミュージシャンの秋吉敏子。２００６年は音楽生活６０周年、アメリカでの音楽生活が始まって５０周年という節目の年にあたる。その輝かしい彼女の音楽人生を、彼女自身のトークと音楽で振り返る。聞き手はジャズ評論家の児山紀芳。（全４回）◆第２回は１９６０年代の自己探求の時代を中心に聞く。秋吉さんは、モダンジャズ黄金時代のアメリカで、チャールズ・ミンガスら当時のジャズ界の巨匠たちとの共演を重ね、名声を確立していく。また、日本を離れて暮らす中で民謡など日本の音楽を再発見し、「木更津甚句」や「カンチョロリン節」が生まれる。

沖縄の民謡を紹介して４５周年を迎えた長寿番組。一週間に渡って沖縄各地を回り、公開生放送と録音を行った。◆この日の第１部は、名護市のＪＡファーマーズマーケットからの生放送。演奏される曲は、「でぃかし節」田場盛信・吉田康子、「山原の花」吉田康子、「道半ば」「ゆうばんた」「多幸山」でいご娘、「羽地羽地」吉田康子、「でんすなー」田場盛信・吉田康子。パーソナリティは４０年余りこの番組を担当している上原直彦と、末吉りえ。

万太郎とショージは、中学ではちょっとした有名コンビだ。ショージの筆箱に欲しい物のリクエストをすると、瞬く間に二人が万引きで調達してくるのだ。このコンビ誕生には訳があった。いじめで万引きをさせられていた万太郎を、ショージが救ったのだ。いじめから逃れるにはこのコンビを作るしかない。ところがある日、「おばあちゃんの処分」という信じられないリクエストが入れられたことから、二人は自分たちのしてきたことと向き合うことになる。◆現代の迷える少年達の成長物語。作：樋口美友喜、出演：森田直幸、長江竜馬、新屋英子、林英世、ほか

水にまつわる人々の暮らしをゆったりと音で綴る。（４日連続）◆今回の舞台は、長良川の支流、吉田川からの水路が張りめぐらされた水の町、八幡町。ここで生まれ、４００年の歴史を持つ郡上踊りの魅力を伝える。紹介される音は、長良川鉄道、郡上八幡駅舎のツバメ、生活用水として使われる水路、保存会の練習風景と唄「かわさき」、高校生の練習風景と唄「春駒」、そしてクライマックスとなる徹夜踊りの熱気。徹夜踊りは８月１３日から４日連続で行われる。全国から２０万人が訪れ、観衆も踊りの輪に加わる。語り：大沼ひろみ

ＲＡＢラジオ、平日お昼から午後の生ワイド番組「あおもりＴＯＤＡＹ」。レギュラーコーナー「民謡の先達を訪ねる」では、青森の民謡の発展に大きな貢献をした先達たちに光をあてる。この回は津軽民謡を全国に広めた民謡名人で、民謡の採録、編曲、作曲でも多大な貢献をした成田雲竹の２回目。◆成田雲竹（明治２１年～昭和４９年）は少年時代に故郷、津軽の森田村を家出し、警察官となり、のちに民謡家、劇場経営者、民謡指導者と波乱に富んだ人生を歩んだ。昭和４４年には、稀代の民謡家として日本民謡協会から初代民謡名人の称号を贈られている。◆雲竹は昭和初期に、当時無名で後に津軽三味線の巨人と言われた高橋竹山を見出し、世に出した人物である。竹山の人生、評価は、雲竹なしには語れない。◆番組ではゲストの民謡研究家・松木宏泰氏が保存していた雲竹・竹山同席の貴重な肉声を紹介。また二人の心の交流と葛藤を、双方の弟子、肉親の証言から探る。加えて青森市諏訪神社に人知れず立つ成田雲竹の石碑をラジオカーの中継で紹介し、建立のいきさつや尽力した人達の思いを伝える。成田雲竹という津軽民謡の大先達に今一度光をあて、その存在価値をラジオを通じて訴える。