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ラジオ番組

録音でつづる戦後50年 ロッキード事件とベトナム戦争終結(1974~1976年)

番組ID
R02480
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放送日時
1996年03月02日(土)17:05~17:55
時間(分)
56
ジャンル
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ドキュメンタリー・録音構成
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
司会:相川浩黒田清
スタッフ
概要
NHKに保存されている録音で戦後を振り返る『録音でつづる戦後』。進行役は相川浩アナウンサー。(1995年4月~1996年3月放送)◆この回のテーマは「ロッキード事件とベトナム戦争終結」。元新聞記者でジャーナリストの黒田清さんと1974~1976年の3年間を振り返る。◆昭和49年は、前年のオイルショックにからんでの便乗値上げもあり、物価は上昇するばかり。その原因が大手商社や石油関連会社だということで、そうした企業に対する世間の反感は相当に強かった。そして東京丸の内の三菱重工ビルでテロによる爆発事件が起こり、通行人など7名が死亡する大惨事となった。このような無差別テロは毎月のように続いた。◆昭和50年は戦後30周年を経過した年となるが、調査によると戦後生まれの人が国民の半数を占めるという結果になった。当時、新聞記者であった黒田さんは「今、戦争について検証しておかなければ、悲惨な戦争に対する思いが風化する」と考え、戦争について新聞に連載を始めたという。取材を続けてみると戦争の暗い影はかなり残っていることを感じたと語られる。◆泥沼化していたベトナム戦争は、アメリカが莫大な費用と5万人以上の戦死者を出す犠牲を払いながら、昭和50年4月にベトナムから撤退することになった。◆昭和51年は、日本で初めての五つ子ちゃんの誕生や巨人軍の王貞治選手がホームランの世界記録を達成するなど、明るい話題もあったが、いわゆるロッキード事件が起こり田中角栄元首相が逮捕されるという事件が発生した。

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NHKに保存されている録音で戦後を振り返る『録音でつづる戦後』。進行役は相川浩アナウンサー。(1995年4月~1996年3月放送)◆この回のテーマは「高速時代の幕開け」。元新聞記者の金森トシエさんと1964年前半を振り返る。◆昭和39年は東京オリンピックが開催され、日本中がオリンピック景気に沸いた。名神高速道路、東海道新幹線が開通し、羽田の国際空港ではジェット旅客機が離着陸を開始するなど高速時代の幕開けとなった年である。◆オリンピックの影響で特に東京は高速道路、ホテル等のマンモスビルの建設ラッシュであった。立体交差による歩道橋が多くなり、妊婦や障害者、高齢者の方たちを無視した町づくりという印象を持った金森さんは、そうした状況について後日反省としての記事を書いた記憶があると話す。◆この年は新潟を中心とした地震が、北陸・山陰では水害が、逆に東京では水不足という大きな災害が発生した。日本は経済大国になっていくが、災害でも大国であることを忘れてはいけないと金森さんは言う。◆昭和39年は海外渡航が自由化され、貿易の面では輸出が順調といわれながらも、消費者物価は上がり続け、中小企業の倒産が相次ぎ、年末になって不況の風が吹き始めた。華やかなオリンピックの後で、台所を預かる主婦の苦労を改めて感じたと語られる。


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