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ラジオ番組

録音でつづる戦後50年 国際社会への復帰(1951年後半)

番組ID
R02453
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放送日時
1995年05月20日(土)18:05~18:50
時間(分)
43
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
スタッフ
概要
NHKに保存されている録音で戦後の50年を振り返る番組。進行役は相川浩アナウンサー。(1995年4月~1996年3月放送)◆この回のテーマは「国際社会への復帰」1951年後半を振り返る。◆昭和26年は今後の日本のあり方が問われる中で、9月8日に講和条約と日米安全保障条約が調印された。ゲストの金森トシエさんはこの年に初めて女性を募集した新聞社に女性記者として入社した。◆昭和26年は、敗戦を知らず南方で暮らしていた民間人や元軍人たちが帰ってきたニュースも伝えられている。戦争では多くの若い男性が死亡し、いわゆる結婚適齢期といわれる250万人もの女性が結婚できなくて、働いて戦後を生きていくことになった。◆講和条約が結ばれた後に放送された座談会形式のラジオ番組では、人口問題や海外への移住など、日本の将来について真剣に議論されているが、女性の考えを無視した産児制限などについては、やはり現代との考え方の違いを感じると金森さんは話す。

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NHKに保存されている録音で戦後の50年を振り返る番組。進行役は相川浩アナウンサー。(1995年4月~1996年3月放送)◆この回のテーマは「安保で揺れた年」1960年を振り返る。◆昭和26年に調印された日米安全保障条約がいろいろと問題があるとして改正されたのが昭和31年であるが、この改正に反対した学生たちを中心とする人たちは激しい闘争を繰りひろげた。いわゆる60年安保闘争である。昭和35年当時、NHK社会部のデスクとして取材の陣頭指揮をとっていた梅村耕一さんと当時を振り返る。◆昭和32年、ソビエトは人工衛星の打ち上げに成功した。これはアメリカの大陸間弾道弾の技術がソビエトより遅れていたことを意味するものであり、こうしたことが安保改正の背景にあったと梅村さんは話す。◆5月19日政府は、新安保の成立を図るため委員会での質疑を打ち切り会期の延長を決定した。これに対し社会党議員は衆議院議長室の前に座り込みを行い、警察官が導入されるなど大混乱になった。国会周辺では学生に死亡者が出るほどの激しい抗議でもが行われた。政府が強行採決をしたのは、6月20日にアメリカ大統領夫妻の来日が予定されていたため、それまでに安保の改正を決めておく必要があったためだと梅村さんは言う。◆三井三池炭坑では、大量の人員整理をめぐって長期間にわたる労働者争議が行われたし、南米のチリで発生した津波は三陸地方に押し寄せ100人以上の死者を出す大災害となるなど、昭和35年も大変な年であったと梅村さんは語る。


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