テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

FMシアター フォアグラと公僕

番組ID
R01033
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
1995年10月07日(土)22:00~23:00
時間(分)
60
ジャンル
recent_actors
ドラマ
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK
出演者
スタッフ
作:林京子、演出:斎明寺以玖子、音楽:間宮芳生、技術:沢口真生、技術:星野勇一、効果:栃木康幸
概要
日本の捕虜収容所から開放されたアメリカ兵が初めて味わった「フォアグラ」。そして戦後デモクラシーを象徴する「公僕」という言葉。この2つをモチーフに日米間の戦後50年史を考えるドラマ。作:林京子、音楽:間宮芳正。出演:川口敦子、北村和夫、鈴木瑞穂ほか。
受賞歴
芸術作品賞(第11回ドラマ部門)

同じ年代の公開番組

録音でつづる戦後50年 昭和に生きた文豪たち(特集)

NHKに保存されている録音で戦後の50年を振り返る番組。進行役は相川浩アナウンサー。(1995年4月~1996年3月放送)◆この回は特集「昭和に生きた文豪たち」。ゲストに利根川裕さんを迎えて話を聞く。◆川端康成は明治32年生まれ。「雪国」は昭和10年から十年以上の歳月をかけて完成した。「雪国」は10ヶ国以上で翻訳されたが、自分の作品が外国で翻訳されるとは思ってもいなかったと話している。◆谷崎潤一郎は明治19年生まれ。谷崎は文壇の人たちとの付き合いが嫌いで文壇以外の人と付き合っていたという。谷崎は学校が教える文法とは異なる独特の表現方法を持っており、それをマスターした編集者でないと谷崎の担当になれなかったという。◆永井荷風は明治12年東京生まれ。荷風は作家になる前は色々な職業を転々とし、落語家の経験もあるという。小説家はいつも勉強しなければならず、大変な仕事だと話している。◆武者小路実篤は明治18年生まれ。始めの頃はトルストイに傾向し、明治43年25歳の時には雑誌「白樺」を創刊している。実篤75歳の時に作家尾崎士郎との対談で自分の少年時代からの性格などについて話をしている。◆野上弥生子は明治18年大分県の生まれ。夏目漱石の門下に入り、99歳で亡くなるまで数多くの作品を残した。野上は結婚が早かったが、作家と家庭生活をどう調和させるか苦しんだという。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組
録音でつづる戦後50年 文豪たちが語った昭和(特集)

NHKに保存されている録音で戦後の50年を振り返る番組。進行役は相川浩アナウンサー。(1995年4月~1996年3月放送)◆この回は特集「文豪たちが語った昭和」。作家の坂口安吾、江戸川乱歩、林芙美子、志賀直哉それぞれが、NHKの放送で語った話を再構成して紹介する。◆坂口安吾は昭和24年、42歳の時「朝の訪問」に出演している。その中で推理小説を書くには相当の時間が必要であり「不連続殺人事件」は戦時中から構想を暖めていたという話や、小菅刑務所は美しくするために加工したものを一切使用せず必要なものだけで組み立てたもので、魂を揺り動かす美観があるという話などをしている。◆江戸川乱歩は昭和34年64歳の時「文壇よもやま話」に出演している。乱歩は文学青年ではなかったが、谷崎潤一郎らの小説に出会い刺激を受けたという。そして推理小説と通常の小説との書き方の違いの話や、これから書きたいものは「世界探偵小説史」であるという話などをしている。◆林芙美子は昭和26年47歳の時「若い女性のつどい」に出演し、十代の頃の希望、作家になった動機などを十代の女性の質問に答えている。若い時には本を読み、良い絵を見、良い音楽を聴いて心を豊にすることが大切だと話している。◆志賀直哉は昭和32年74歳の時「朝の訪問」に出演している。若い頃は落語が好きで、大学に入った頃、落語研究会で色々に人の噺を聞いたという。聞き手である桂三木助の先代の三木助は高座で必ず踊ったし、話が本格的で感心して聴いていた。女義太夫なども好きであったと当時をなつかしく振り返る。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成adaptive_audio_micトーク・ワイドショーradioラジオ番組