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ニュース映画

大毎ニュース 766 私は訴える 家がほしい

番組ID
N02113
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1966年03月30日(水)
時間(秒)
228
カテゴリ
社会
概要
申し込んでも当たらない公営住宅の空家募集。もう70回も申込んでいる加賀美さん夫婦は、子供2人と4畳半のアパートに住んでいる。結婚以来15年、部屋は道具だけでいっぱい、親子4人が暮らすには息が詰まりそう。東京都では月収3万6千円以下の低所得者のために、家賃2千円の公営住宅を建てているが、中には増築して貸間をしているチャッカリ組や、住宅を改造して堂々と商売をしている人も少なくない。東京にはまだ50万の住宅困窮者がいるというのに、この人たちは腰を下ろして空け渡しそうにもない。今日は加賀美さんが申し込んだ空家の抽選。加賀美さんはまた外れてしまった。何時になったらこの狭い部屋から抜け出せるのか、親子4人4畳半の暮らしはまだまだ続きそうだ。

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大毎ニュース 804 あゝ!1966年

1966年2月4日、133人を乗せた全日空ボーイング727が羽田沖に墜落、航空史上最大の事故を起こした。それから一ヶ月、3月4日の魔の金曜日にカナダ航空DC‐8が羽田で炎上、64人が死亡。さらに3月5日には羽田を立ったBOACのボーイング707が富士山上空で空中分解、124人が死亡した。相次ぐ事故に日本の空は死神にみいられたかと思わせた。450棟を焼いた青森県三沢市の大火。30人の焼死者を出した群馬県水上温泉の火事は地方の防火体制に問題を投げかけた。早稲田大学の学園騒動はついに警官隊の護衛つきの入学試験となり、マスプロ教育や授業料値上げ問題をめぐり学校経営が曲がり角に来たことを思わせた。夏が近づいて日本に上陸したビートルズ台風、ファンはただしびれるばかり。その後につづいて本物の台風が襲来。ずさんな宅地造成に警告を与え、穀倉地帯、新潟県豊栄村を水びたしにした。また地震におびえる長野県松代に地すべりの恐怖を残し、山梨県足和田村では100人に及ぶ犠牲者を出した。羽田にまたも起きた飛行機事故、さらに大安吉日の1966年11月13日、12組の新婚組をふくむ50人を乗せた全日空オリンピア号が松山沖に墜落、ローカル空港のあり方が問題になった。この間、日本の政治家は何をしていたか。森脇将光の逮捕で広がった黒い霧。衆院決算委員長の肩書きを利用し2億円をこす利権をむさぼった田中彰治代議士はついに年貢の納めどき。第二次佐藤内閣はスタート直後からテンヤワンヤ。運輸大臣となった荒船さんは急行列車を止めたのが命取りで大臣のイスを棒にふった。派手なお国入りをした上林山防衛庁長官は野党の総攻撃に満身創痍。松野農相も米国遊覧旅行でケチをつけ、あいつぐ不祥事件に佐藤内閣の屋台骨はぐらついた。共和製糖の不正融資は政治献金の腐敗を暴露、国民の政治に対する疑惑を深めた。党内からも厳正の声が出た自民党の総裁選挙では3分の1を上回る批判票が出て佐藤さんの前途は多難。社会党も委員長のポストをめぐり自民党顔負けの派閥争いを展開した。第3次佐藤内閣の発足に、社会党は議員総辞職で対決ムード。ついに野党不在の国会審議というかつてない事態となった。航空事故に明け、政治不信に暮れた1966年。国会を包む黒い霧をはらうことが来年の課題ではあるまいか。


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