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ニュース映画

毎日世界ニュース 417 野球日本夏の陣

番組ID
N00820
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上映日
1959年08月05日(水)
時間(秒)
215
カテゴリ
スポーツ
概要
高校野球の開幕ももうすぐ、憧れの甲子園は準備に大わらわだ。暑さにもめげず、神宮球場では元気一杯のプレイが繰り広げられている。晴れの東京代表の座を獲得した日大二高、各地の代表校もほとんど決まった。大阪球場では年に一度の夢の球宴、プロ野球オールスターゲームの第2戦が華やかに行なわれ、セ・パ両リーグのスタープレーヤーの活躍がファンを喜ばせた。試合は3対3の同点で迎えたセ・リーグの攻撃。注目の長嶋茂雄選手(読売ジャイアンツ)と杉浦忠投手(南海ホークス)の対戦は、長嶋がレフトスタンドにホームランして、4対3とセ・リーグがリード。パ・リーグは5回の裏オールスター男・山内和弘選手(大毎オリオンズ)が秋山登投手(大洋ホエールズ)からヒット、ランナー3塁1塁と激しく攻めたて、代った小山正明投手(大阪タイガース)からも1点を返し反撃したが、結局6対4でセ・リーグが勝ち、1勝1敗で引き分けた。一方、後楽園でも真夏の球宴、第30回都市対抗野球も連日満員の盛況で熱戦が行なわれ、野球王国日本ならではの賑やかな応援合戦で、お国自慢がスタンドを彩っている。1959年8月1日には、皇太子さまも初めてお見えになって、ゲームも一層盛り上がった。決勝戦は松山代表丸善石油と釜石代表富士鉄釜石の対戦となり、松山代表が6対4で初優勝を遂げ、晴れの黒獅子旗を獲得した。こちらは男ばかりの野球じゃないと張り切る女子野球チーム。遙々地方のお祭りに招かれて遠征、町会議員チームの旦那方と対戦した。町のセンセイも意気のいい女性軍にはたじたじ、珍プレー続出、もっぱらレディーサービスだ。女子チームは日頃鍛えた腕を発揮して圧倒的勝利を収めた。気を良くした女子チーム、今度は自衛隊に挑戦。日頃空砲ばかりの演習のせいか、あえなく空振り三振。自衛隊発動の暇も無く、女子軍の速攻に降参した。戦い終ってぐったり疲れて帰るバスの中、野球ならでは夜も明けぬ、野球日本の表情である。

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毎日世界ニュース 418 松川事件裁判やり直し

昭和24年(1949年)8月17日午前3時9分、東北線上り旅客列車が突然脱線転覆。乗務員3名を死亡させた松川事件も、あれから丁度10年。1959年8月10日は最高裁の判決の日。無罪要求の行進が被告たちを先頭に続々と東京に入って来る。この日最高裁は異例の警戒ぶり、乗り込んで来た右翼が押し返され、一方では労働組合員たちも警官に阻止されて近づけず、遠くで公正裁判を要求。こうした騒ぎをよそに午前9時過ぎ、南門から傍聴人が静かに入廷。そのあと被告が続いて入る。やがて田中耕太郎最高裁長官も出廷して、午前10時3分、松川事件上告審の判決が下された。「原判決を破棄し、本件を仙台高裁に差し戻す」。裁判はまったくのやり直し。長い間ペンで共に闘ってきた作家広津和郎氏の感慨はひとしお。2審で死刑だった被告は「無罪でないのが残念だ」ともらせば、田中長官は「良心に従う裁判とは、どちらにも気兼ねなしにすることだ」と語る。しかし、さすがに10年ぶりに取り戻した被告たちの喜びは大きく、「松川公判を聞く会」に集まった数千人の労働組合員から、家族と共に祝福を受ける。無罪への明るい見通しに、歓呼の声は夜の街にいつまでもこだました。


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