テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

videocam
ニュース映画

毎日世界ニュース 414 あばかれた山岸会

番組ID
N00806
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1959年07月15日(水)
時間(秒)
140
カテゴリ
社会
概要
三重県伊賀町の山岸会春日山農場では、ニワトリの飼育講習会と称して多くの会員を集めているが、その実は世界急進Z革命という世にも不思議な旗印をかかげ、いやがる受講者を監禁暴行するという事実が明るみに出た。1959年7月7日、一週間の講習会を終った26名の受講者たちは、プラカードを掲げたXマンたちに囲まれて、歌をうたいながら山を降りたが、中には途中で逃げ出したり精神状態がおかしくなる人まで出る大変な講習会だった。7月10日、三重県警察本部と上野署は200名の警官隊を動員して同会に手入れを行ない、不法監禁脅迫の容疑で幹部8人を検挙したが、調べによると山岸会は破産寸前にあり、その穴埋めに講習会の名で会員から財産を召し上げようとしたものと言われている。さらに、翌11日には2人の会員が反主流派幹部を刺殺して逃亡するという事件も起こり、山狩り騒ぎという奇々怪々な内紛までさらけ出した。おかげで日光で開かれるはずの関東地区講習会はさっぱり振るわず、ニワトリだけでなく人間からも金の卵を産ませようとしたZ革命の夢は、どうやらはかなく消え去ったようである。

同じ年代の公開番組

毎日世界ニュース 429 自衛隊二つの顔

まだ水の引かぬ愛知県尾西地方の災害地に残って、復旧作業を続ける自衛隊。銃よりもスコップを肩に隊員たちの目覚ましい活躍ぶりは、地元の人々から大いに頼もしがられ感謝されて来た。子供たちにもすっかり親しまれ、学校への送り迎えから、途方にくれる老人の世話に至るまで、自衛隊員たちがこれほど国民と溶け合ったのは初めての事かも知れない。今度の災害出動で自衛隊が使った費用はおよそ1億円、それはF86Fジェット機1機分に相当する金額で済んだのだ。「こんなに高いジェット機よりもヘリコプターを増やせ」。これが今後の自衛隊に望む国民の声ともなっている。こうした折、アメリカで次期戦闘機の調査を終えた源田実空将の一行が、注目を浴びて帰国した。ロッキードかグラマンか、いずれにせよ1機だけで3億円という高い買物に疑問を持つ人が多くなって来た。安保条約改定のPRに本腰を入れ始めた岸信介首相や藤山愛一郎外務大臣。改定の必要を力説するが、果してどれだけ国民の理解を得ることが出来ただろうか。宮城県では第6管区6千名の自衛隊が出動して、1959年最大の演習が始まった。まるでお祭りでも見物するように集まって来た住民たち。ある隊員は演習より子ども相手の方がずっと楽しそうであった。目に見えぬ仮想敵国に備えて自衛隊を戦闘訓練に駆り立てるより、毎年襲って来る災害という敵から国土を守る方がどれだけその使命に叶っていることか、それは自衛隊員自身が一番よく知っているはずである。


videocamニュース映画

Copyright Broadcast Programming Center of Japan.