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ニュース映画

毎日世界ニュース 350 永田町で逢いましょう 国会解散

番組ID
N00563
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上映日
1958年04月30日(水)
時間(秒)
178
カテゴリ
政治・経済
概要
1958年4月25日、衆議院はついに解散、保守・革新二大政党下初の総選挙の幕が切って落とされた。前代議士たちは「永田町で逢いましょう」と合言葉を交わし公認証書や軍資金を手に、思い思い選挙区へ散って行った。28日、両党党首立会演説会では、鈴木茂三郎、岸信介の御両人は幕開きからクジ引きで先陣争いをするなど闘志を見せ、メーキャップも念入りに、ジェスチャーたっぷりの対決を演じた。

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毎日世界ニュース 370 足並み乱れた勤評スト

1958年9月12日、日教組(日本教職員組合)は文部大臣との会見を求めたが、門前払いにあって、話合いの途は閉ざされてしまった。13日、事態を見かねた7人の学長グループは、この危機を避けるため文部省と日教組の斡旋に乗り出したが、斡旋はついに失敗に終った。いよいよ15日、和歌山市の先生たちは、正午で授業を打ち切り、教育委員長室に押しかけ勤評(勤務評定)反対の要求書を読み上げた。熊本県炭鉱地帯の小学校では、生徒が一斉に早退届を提出、迎えに来た母親に引き取られて行く。東京では、お母さんたちが授業参観戦術を取って、正午打ち切りの授業に監視の目を光らせた。福島県では、全国でただ1県10割休暇闘争に突入。しかし、ほとんどの学校は、前日(日曜日)に振替え授業や運動会を行って、実質上組合の足並みは乱れた。北海道でも遠足や野外スケッチでのどかな一日を送った。闘争の中心地東京では、午後から一斉に抗議集会が行なわれた。全学連(全日本学生自治会総連合)6000名も統一行動に同調、目のカタキ文部省の前で激しい反対デモを繰り広げた。こうして、この日全国各地に大きな波紋を投げかけた勤評闘争は、文部省・日教組対立の溝を深めながら、新しい段階を迎えるに至った。


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