テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

報道特別番組 前線にて ~検証・雲仙普賢岳災害報道~

番組ID
217359
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2021年05月25日(火)14:45~15:45
時間(分)
54
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
ondemand_video
報道・時事
school
教育・教養
放送局
テレビ長崎(KTN)
製作者
テレビ長崎(KTN)
制作社
テレビ長崎(KTN)
出演者
川波美幸、ナレーション:松本結花
スタッフ
技術:柿川照穂、音響効果:宮内孝喜、タイトル:冨永佳宏、取材:槌田禎子、構成:槌田禎子、撮影:松原健、編集:松原健、プロデューサー:野村信昭
概要
雲仙普賢岳被災30年にあたり、1991年に放送した番組を再編集し、字幕スーパーなどで丁寧に補った。◆長崎県島原半島の中央にある雲仙普賢岳が1990年11月17日に約200年ぶりに噴火した。翌年6月3日には火砕流によりふもとの島原市上木場地区で消防団や警察官、マスコミ関係者など43人が犠牲となった。マスコミ関係者に退避を呼び掛けるため殉職した警察官、一旦は詰め所を下げながら、マスコミの節度のない取材により災害の前日に再び上流部に構えた消防団員。なぜ犠牲者が出たのか。犠牲は避けられなかったのか。そして災害報道はいかにあるべきか。この災害で同僚3人を失ったテレビ局として自問自答しながら行政や専門家、取材にあたった自社や系列局、他局、新聞社の記者やカメラマンにもインタビューを重ねて綴った検証番組。

同じ年代の公開番組

ytvドキュメント 学校安全の現在地 ~附属池田小殺傷事件から20年~

大阪教育大学附属池田小の眞田巧校長(53歳)は2021年4月、新たに赴任した教師たちを校舎1階に集め、20年前の事件について語った。2001年6月8日、2時間目が終わる午前10時10分過ぎ、開いていた通用門から刃物を持った男が侵入し、児童8人の命を奪った。眞田校長は、この学校に唯一残る事件を知る人物である。当時は6年生の担任として子どもたちの誘導にあたったが、事件が起きた教室付近で救護にあたることはできず、自分の行動が正しかったのかと、今も消えない思いを抱いている。ほかにも、子どもの救護に当たった教師や、イスを持って男と対峙した教師も取材。共通して持っていたのは、「子どもたちを守ることができなかった」という、深い悔悟の念だった。番組ディレクターは、事件当時、附属池田小の5年生であった。取材を始めると、附属池田小では、年5回以上の訓練や、全国でも珍しい「安全科」の授業などを通して、事件の記憶と向き合い続けていることが分かった。しかし、取り組みは全国共通ではない。教育現場の「学校安全」はまだ、試行錯誤が続いている。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組