テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

メ~テレドキュメント 民意偽造

番組ID
216950
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2021年05月30日(日)03:35~04:40
時間(分)
62
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
名古屋テレビ放送(メ~テレ)
製作者
名古屋テレビ放送(メ~テレ)
制作社
名古屋テレビ放送(メ~テレ)
出演者
ナレーション:石神愛子
スタッフ
取材:森恒道、撮影:森恒道、編集:寺田啓二、編集:河合孝昭、音響効果:小林由香里、MA:犬飼小波、ディレクター:吉田健志、ディレクター:岡本祥一、プロデューサー:村瀬史憲、プロデューサー:吉川純一、制作統括:井上準
概要
「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」をきっかけに、河村名古屋市長らの呼び掛けで始まった愛知県の大村知事リコール運動。著名人も参加し、大いに盛り上がりを見せるが、その後大量の署名偽造が発覚し、逮捕者まで出る事態となった。提出された43万筆以上の署名のうち、8割以上が無効と判断された。番組では署名用紙に名前を書き込むために募集されたアルバイト、偽の指印を押したと証言する関係者らを徹底取材。そして事件の中心にいた“疑惑の男”に密着し、署名偽造事件の経緯と、その背景を探った。
受賞歴
ギャラクシー賞(第59回奨励賞)

同じ年代の公開番組

NNNドキュメント’21 人生は…ジグソーパズル

熊本県宇土市で暮らす、岸英治さん(66歳)と信子さん(65歳)の一家。2人にはハネムーンで授かった長男から17歳離れた末っ子まで10人の子どもがいる。生活は経済的には決して楽ではない。たこ焼きパーティの具材にはタコはなく、家族の散髪は英治さんが全て引き受ける。しかし、子どもが増えても、一人一人と向き合う時間を作ってきた。長い人生の間には生活の危機もあった。2010年には火事で自宅が全焼。さらに2016年には熊本地震を経験。隣接する信子さんの母や巣立った子どもの家には被害が出たため、実家での3世代の同居生活が始まった。やがて10人いた子どもたちも多くが巣立ち、家に残るのは末っ子2人の息子だけとなり、今では13人の孫のおじいちゃん、おばあちゃんになった英治さんと信子さん。どんな困難があっても笑顔で生きていられるのは「そこで幸せを見つけられるから」と言う。新型コロナで生活が制限された2020年には2人とも入院を経験した。それでも「大変な時こそ、その中で得られる気づきや幸せがある」と笑顔のタネを見つけていく。岸さん夫婦にとっての“家族”や“幸せ”を見つめる。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
newsプラス1特集 あなたへ ~東日本大震災から10年~

東日本大震災直後、被災地では携帯電話もつながらず安否を伝えることが難しかった。テレビ岩手は被災者の言葉を伝えたいと、どの放送局よりも早くビデオレターの放送を始めた。結果的に525組926人を取材し、番組で何度も伝えた。後で分かったことだが、ビデオレターで家族の安否を知ることができた人が多くいた。震災から10年、言葉を残した人たちを探した。当時、住所や連絡先は聞いておらず名前が分からない人もいた。被災地出身のディレクターは、知り合いを頼りにその人たちを探し始めた。ビデオレターを撮影した場所の周辺で聞き取り調査を行い、少しずつ情報を集め、20人程を見つけることができた。今は話すのがつらいという人や新型コロナを理由に取材を断られた人もいたが、10人を取材できた。ビデオレターの撮影は基本的には1テイク。内容について具体的なお願いはしなかった。「今、伝えたいことを話してください」それだけをお願いした。番組では、被災地の街の移り変わりを定点映像で伝えている。定点映像は、この番組のディレクターとカメラマンが2人で10年間撮影を続けてきた。撮影箇所は岩手県内約60か所を数える。番組では、変わり続ける被災地の景色と変わらない被災者の思いを伝える。SNSなどが普及し、すぐにつながる時代。誰かに言葉を伝えられることは当たり前なのか。伝えることの大切さを10年越しのビデオレターで問いかける。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組
ドキュメントy 回天と100人の棺桶

人間魚雷「回天」の基地があった山口県周南市大津島では、毎年3月に小さな慰霊祭が開かれる。回天を搭載した「伊58潜水艦」の元乗組員有志たちが約20年前に始めた。当初は約20人の元乗組員が参加していたが、高齢化と共に年々参加者が減少し、6年前からは2人だけとなった。中村松弥さんと清積勲四郎さんだ。2人は潜水艦から回天特攻作戦の現場を見てきた。回天がどうやって出撃したか、搭乗員が最後にどんな言葉を遺したのか、回天の戦果はどうだったのか、回天の真実を知る数少ない生き証人だ。2018年の慰霊祭には、伊58潜水艦から出撃した回天搭乗員の遺族(弟)が訪れた。兄は回天で敵艦に命中し華々しく散っていったと聞かされていたが、中村さんの記憶とは違っていた。遺族は「戦後70年以上経って、こうしてはっきりと言ってもらえてありがたい」と話した。貴重な生き証人の2人にも老いは襲ってくる。慰霊祭への参加者が中村さんと清積さんだけになったとき、2人は「どちらかが亡くなったら、慰霊祭は終わりにしよう」と約束していた。残った1人に負担が掛かるため、お互いを気遣っての約束だった。そして2020年、ついに1人となった。2016年から取材を続けた中村さんと清積さんを通して、回天の実相に迫り、戦争体験者が背負い続けているものを考える。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組