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ラジオ番組

源石和輝!抽斗!特番 東日本大震災から10年 防災の抽斗!

番組ID
R23219
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放送日時
2021年03月11日(木)14:00~17:00
時間(分)
120
ジャンル
ondemand_video
報道・時事
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
東海ラジオ放送
製作者
東海ラジオ放送
制作社
東海ラジオ放送
出演者
スタッフ
プロデューサー:源石和輝、ディレクター:竹内康浩、企画:源石和輝、取材:源石和輝、構成:源石和輝
概要
平日午後の生ワイド番組「源石和輝!抽斗!」の特別企画。「2011年3月11日、あなたはどこで何をしていましたか?」源石アナウンサーが呼びかける。◆14時台のゲストはラジオ福島パーソナリティの大和田新さん。「被災者に節目はない」と、自身や被災者の心情を赤裸々に語る。政府主催の東日本大震災追悼式からの中継では、地震発生時刻の14時46分に黙祷を捧げ、1分間の静寂から震災への思いを呼び起こした。15時台は岩手県陸前高田市に行政丸ごと支援を続ける名古屋市の保健師・日高橘子さん、津波で流された位牌の修復ボランティアにあたった愛知県の仏壇職人・都築数明さんのインタビューを送る。16時台は、震災当時楽天イーグルスの選手で野球解説者の山崎武司さんがスタジオゲストで登場。名古屋大学減災連携研究センターの新井伸夫さんの解説で、新型コロナウイルスによる防災の変化や、SNSの発達による人と情報の付き合い方、災害におけるメディアの役割を考察する。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(2021年グランプリ候補、生ワイド番組優秀)

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if ―南海トラフ巨大地震から1か月―

専門家や自治体への取材をもとに「南海トラフ巨大地震から1か月後の世界」をフィクションとして描き、そこから見えてきたいくつもの「想定外」を知ることで、命を守るためにどうすべきか紐解いていく番組。◆1つ目の想定外は「耐震化と空き家」。大津波が襲う愛媛県南部は過疎化が進み、耐震化していない民家や空き家が多く残されている。取材を進めると、人が生き埋めになるだけではなく、倒壊した家屋が道をふさいで津波の避難経路を妨げる可能性が高いことが分かってきた。もし耐震化を100%にすると、県内の死者数は半減できるという。そしてもう1つの想定外は「ゼロ分の津波」。津波まで3時間以上余裕があるとされている瀬戸内海側の町だが、揺れと同時に海の水が住宅街を飲み込む可能性があるという。これは堤防決壊と地盤沈下により発生するもので、太平洋から北上してくる津波とは全く別の津波。この「ゼロ分の津波」のことを知っている市民は0人だった。最後に取り上げるのは、地域一丸となって防災に取り組む小さな町の活動。愛南町福浦地区は人口500人のうち半数が高齢者という地区で、南海トラフ巨大地震による10mを超える津波で町は水没するとされている。そこでは地区全員の命を救うという使命感のもと、日常的に見回りや緊急時の避難訓練を独自で実施している主婦たちの姿がみられた。その活動には、私たちが「想定外」を「想定内」に変えるためのヒントがあった。


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