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ラジオ番組

FMシアター はるかぜ、氷をとく

番組ID
R23588
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放送日時
2021年03月13日(土)22:00~22:50
時間(分)
50
ジャンル
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ドラマ
放送局
NHK
製作者
NHK
制作社
NHK、NHK福島
出演者
スタッフ
作:渡辺あや、音楽:岩崎太整、制作統括:鹿野恵功、演出:小林涼太、技術:大塚茂夫、効果:野村知成
概要
あの時、私とは違う道を選んだあなた。その選択を応援したくて、口にできなかった言葉があった。あなたを思って、傷つけたくなくて、飲み込んだ思いがあった。それは胸の奥底にたまっていって、10年と言う歳月の中で氷のように冷たく固まった。原発事故のあと、息子の麦(三村和敬)とともに、福島から千葉へ、自らの判断で避難した祐実(新山千春)。一方、娘・こなみ(中村天海)とともに福島に残った祐実の妹・麻子(酒井若菜)。姉妹はそれぞれの場所で励ましあいながら、失ったものを少しずつ取り戻す日々を送ってきた。10回目の春が近づくある日。1本の電話がきっかけとなり、姉妹の胸の奥で冷えて固まっていた複雑な思いがあふれ出す。「あんなことさえなければ…」そう思っても戻れない、“あの日”を境に変わってしまった世界。異なる選択をしながら、その世界を共に生きようとする、2人の母親と2人の子どもの物語。
受賞歴
芸術祭賞(第76回優秀賞)

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ERのオーケストラ

救急医・岩田充永さんは藤田医科大学病院で救命救急センター長を務めている。この病院は、2020年2月厚労省の要請を受け、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」に乗っていた新型コロナウイルスの無症状病原体保有者と濃厚接触者の受け入れを決める。近所には小学校もあり、二次感染を防ぐことが最大の課題でもあった。番組では、岩田さんをはじめ「目の前の患者にベストを尽くす」コロナ禍のリアルな救急医の姿を取材した。◆岩田さんは、重大な局面での対応力や専門医とのコミュニケーション力、またチームを動かすリーダーシップなどの救急医のあり方を「オーケストラの指揮者」にたとえて表現する。外科医中心の救急医療と医学研究中心の専門医を本流としてきた日本の医療の歴史にしばしば壁を感じ、現在に至るまで、内科・麻酔科医出身の救急医としての葛藤や自身が切磋琢磨してきた強い思いがあった。ERは北米の救急診療体制で、保険制度も異なることから単純比較はできないが、国内でも救急診療の需要に応じて10年程前からER型救急診療体制を導入する総合病院が増えている。岩田さんの目指すERは、出身診療科にとらわれず初期診断と治療が出来る臨床能力を備えた医師(救急総合医・救急専門医)の育成と、全ての急患を受け入れる診療体制だ。


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