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ラジオ番組

つなぐ、あしたへ リスナーの死を受けてあなたに伝えたいこと

番組ID
R22165
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放送日時
2017年05月29日(月)19:00~19:59
時間(分)
59
ジャンル
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ドキュメンタリー・録音構成
放送局
新潟放送(BSN)
製作者
新潟放送(BSN)
制作社
新潟放送(BSN)
出演者
近藤丈靖、ナレーション:石塚かおり
スタッフ
取材:近藤丈靖、取材:広野渉、取材:石割恵美子、構成:近藤丈靖、構成:広野渉、構成:石割恵美子、制作:小湊潤
概要
ある日、一人の女性から、一通の手紙がBSNラジオに届いた。そこには、ラジオが大好きだった夫が自ら命を絶ったこと、そして自殺を選ぶ人が出ないようラジオで取り組んでほしいことが綴られていた。自殺を考えている人をいかに思いとどまらせることができるか。また、悩みを抱えてラジオを聞いてくれるリスナーにどのように寄り添っていけばいいのか。パーソナリティの近藤丈靖らは、この死と真剣に向き合うことを決意した。そして、様々な関係者に取材を行い、ラジオや番組のパーソナリティが何ができるのかを探す“旅”に出る。取材したのは、精神医学の専門家、自死遺族の会、いのちの電話、ラジオに励まされたというリスナーなど。旅を通して、メディアの役割や、「つなぐ」「あした」というキーワードが見えてくる。
受賞歴
日本民間放送連盟賞(第65回教養番組優秀)

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SCRATCH 線を引く人たち

RKB毎日放送の神戸記者は、東京に異動し単身赴任を始めた直後に、神奈川県相模原市で発生した障害者殺傷事件に遭遇し、強いショックを受けた。それは記者自身に障害のある子供がいたからだ。「息子よ。そのままで、いい」と綴り、父親として個人的にフェイスブックに投稿した文章は、おぞましい事件に対抗するメッセージとして、社会に広く拡散した。この文章に曲がつけられ、8分の歌となった。この歌を放送しようと模索する中で、TBSラジオとの共同制作番組の企画が生まれた。植松聖被告は、事件を起こした動機を「障害者には生きている意味がないから」と供述した。インターネット上に一定程度存在する、その動機を是認する人々。辺野古基地反対派や在日コリアンに対するヘイトスピーチ。通底するのは、相手との間に一線を引き、線の向こう側の人々の存在や尊厳を否定する行為であることだ。神戸記者は葛藤しながらも、植松被告に会うことを決意する。面会を申し込むと、被告から承諾の返信が来た。そこには、「子供をいつまで生かしておくのですか」と書かれていた。圧倒的な憎悪の前に立ちすくみながら、障害児の父でもある記者は、植松被告と直接対峙することになった。◆TBSラジオ・RKB毎日放送共同制作 報道ドキュメンタリー


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