テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

伊良部大橋開通記念特別番組 うぶゆう 島の未来にかける橋

番組ID
R21743
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2015年03月01日(日)15:00~15:30
時間(分)
30
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
ラジオ沖縄(ROK)
製作者
ラジオ沖縄(ROK)
制作社
ラジオ沖縄(ROK)
出演者
ナレーション:金城奈々絵
スタッフ
制作:金城奈々絵、プロデューサー:前川英之
概要
宮古島の北西に浮かぶ伊良部島は、「離島の離島」と呼ばれ、島民はこれまで医療や教育などの面で不便を余儀なくされてきた。2015年1月31日、ついに宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋が開通した。橋の開通で変わりゆく島の情景と、変わらない人の温もりを伝える。(「うぷゆう」とは、大変うれしいを意味する。)◆島民の40年来の悲願だった夢の橋。開通式典が開かれ、島は喜びに沸いた。1世紀以上にわたって島を見てきた宮国かまどさん(数え107歳)の声や、県内で初めて活用された「フライアッシュ(火力発電で石炭を燃やす際に生じる灰を再利用したコンクリート)」の特徴も伝える。一方、橋の開通に伴って定期船「うぷゆう」は運行を終えることになり、最終便のセレモニーが行われた。大橋は島に新たな時代をもたらす。漁業が盛んな佐良浜地域で企画された漁師の暮らしを体感できる散策ツアーの模様や、島内のホテル経営者の意気込みを伝える。

同じ年代の公開番組

この光は消さない マリンピアは不滅です

2015年5月10日、マリンピア松島水族館は営業最終日を迎えた。1927年に県内の事業家が開業し、戦中・戦後に一時営業が途絶えたものの、国内2番目に長い88年の歴史を誇る。社長の西條直彦さんは1969年から経営に携わり、オイルショックで人手と資材が不足する中、自ら新水族館の建設に汗を流した。また持ち前の好奇心とチャレンジ精神で数々の生き物を求め、時には現地の海にまで船を出した。こうした熱い思いに応えてきたのが、神宮潤一さんら飼育員たちだ。マンボウの飼育日数世界記録達成、日本初のイロワケイルカ繁殖などの快挙を生んだ。また東日本大震災後は1か月半足らずで再開し、神宮さんは水族館が多くの人々に勇気と希望を与えるオアシスのような存在だったことを実感した。営業最終日、松島のシンボルには名残を惜しむ多くの人々が詰めかけた。閉館セレモニーの余韻が残る中、西條・神宮両氏は、それぞれの水族館人生を振り返り、次なる夢や目標を語った。水族館の歴史の節目節目に隠されたドラマを、関係者の証言から綴る。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組
幻の詩人・村次郎がいた風景 十日市秀悦と八戸鮫町の旅

青森県八戸市出身の村次郎(むら・じろう)は、幻の詩人と呼ばれている。生前世に出した詩集は、昭和20年代に制作されたわずか2冊だが、彼の詩は文芸雑誌で高く評価され、将来の活躍が期待されていた。しかし、老舗旅館の長男だった村は、旅館をつぐため、若くして筆を折ったと言われている。その後は詩集を発表することもなく、地元でも忘れ去られていた。喜劇役者・十日市秀悦も八戸で三代続く食堂の長男として生まれたが、役者になりたくて上京し、38年が経った。なぜ才能を認められた村が、詩人をやめて家業を継いだのか、その背景を求めて、十日市が村の郷里、八戸市鮫町を訪ねると、旅館はすでに解体されていたが、村を知る人々がいた。そして取材を進めて行くうちに、「旅館を継ぐため、筆を折った」と言われている村の、違った一面が明らかになっていく。彼は生涯、詩を書き続けていた。そして、詩の発表をやめたのは家業のためだけではなかったのだ。◆平成27年度芸術祭参加(初回放送2015年5月31日)


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成school教育・教養radioラジオ番組