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ニュース映画

毎日世界ニュース 403 もめる国鉄志免炭鉱

番組ID
N00757
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1959年04月29日(水)
時間(秒)
97
カテゴリ
科学・技術・産業
概要
経営の赤字を理由に民間払下げという問題に直面する福岡県の国鉄志免炭鉱。ここに働く3千人の従業員は、これによって起る人員整理と待遇の低下を恐れて、連日激しい反対を続けている。1959年4月26日には、大挙所長室に押し掛け、赤坂所長に迫って「志免炭鉱の経営は総合開発で黒字に出来る」という共同声明を発表。民間調査団の立ち入りは、ピケを張って実力で阻止するという決戦の構えである。更に吊し上げは夜に入っても続けられ、日増しに殺気立つ労使の対立には、来たるべき激しい正面衝突が思いやられる。この払下げには、入札をめぐって多くの疑惑も乱れ飛んでおり、明治以来70年の歴史を持つこの鉱山は、今深刻な転換期に立とうとしている。

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毎日世界ニュース 434 国会デモ乱入事件

ベトナム賠償をめぐって社会党が激しく政府を追求する1959年11月25日の衆議院外務委員会。自民党が質疑打ち切りを強行したため委員会は混乱、社会党の委員は一斉に退場してしまった。夜も白々と明ける頃、社会党欠席のまま採決に入り、問題のベトナム賠償は本会議に送られ27日早朝ついに衆議院を通過した。その日の午後の国会前は、安保改定阻止を叫んで日本労働組合総評議会(総評)、全日本学生自治会総連合(全学連)のデモ隊2万7千人が押しかけ、人と旗の波で埋まった。右翼も飛び出して、第8次統一行動日は初めから荒れ模様。請願デモの波は続々と正門に殺到、警官隊と揉み合いが続き、双方の負傷者は300人以上に達した。やがて陳情団の代表が国会議員の先導で中に入った。ところがその後から全学連を先頭に、デモ隊がなだれを打って国会構内に乱入、ジグザグデモを繰り返した。浅沼稲次郎書記長の説得も若い学生たちの耳に入らない。こうしてデモ隊が1時間あまりも国会を占拠するという国会史上空前の不祥事となった。この事件の先頭に立って独走した全学連は、検束者を返せと警視庁に押しかけたが、またも検束者を出す結果となった。全学連本部は書類を焼き捨て、東大自治会も門を閉ざし、バリケードを築き、手入れに備えて泊り込みの非常体制だ。波乱の一夜が明けた国会、二度と汚したくない民主主義の殿堂である。


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