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ニュース映画

毎日世界ニュース 399 苦悩する石炭界

番組ID
N00743
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上映日
1959年04月01日(水)
時間(秒)
174
カテゴリ
科学・技術・産業
概要
電力やディーゼルなど新しい動力の普及によって、著しい需要を減じた石炭界は、いまかつてない不況に直面している。福岡県の国鉄志免鉱業所では民間払下げ問題をめぐって、1959年3月27日24時間ストに突入、山を挙げて家族ぐるみの闘争となった。一方福島県の常盤地方では中小鉱山の閉鎖が相次ぎ、九州の筑豊地方からは失業した炭鉱夫たちが、災害地伊豆の復旧工事に集団移住して来たが、受入れ体制のひどさに幻滅の悲哀を感じ、途方にくれる有様である。一方三井鉱山では20億円の赤字を抱え、6千名の人員整理案をめぐって労使双方が深刻な対立を続けている。かつて日本一と云われた三井鉱山まで、押し寄せる不況の波に大きく揺さぶられようとしている石炭界今日の表情である。

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毎日世界ニュース 402 発明時代

4月8日は発明の日。1959年も全国から81件、100人の人々が表彰された。盛んな発明熱を反映して、特許庁に持ち込まれる出願件数だけは世界一流だが、審査員が実際に試験してみなければ納得出来ないものも多いようだ。新発明の電話自動受信器は、外出中でも電話が先方の要件を録音して置いてくれる装置である。発明者の橋本さんは、量産を目指して研究を続けている。星野博士が発明した話題のシンクロリーダー。この成功によって、音の出る新聞が出現した。革命的な発明として既に大量生産が開始された。街の発明家のために作られた発明学校では、ブームに乗り遅れまいとサラリーマンや街のオバサンたちが、大発明が出なくともチョットしたアイデアを生かそうと、身近な日用品の改良を目指して熱心に勉強している。舞台の合間に、楽屋でお弟子さんを使って新作の機械の試運転をする柳家金語楼師匠も、街の発明家の一人である。そば屋の当麻さんは、商売よりも好きと今日も部屋に閉じ込もって発明工夫に熱中している。作品はすべて実用化するのがモットーで、お手製の運搬器にお手製のそばをを積んで、颯爽と街をゆく新時代のそば屋さんだ。


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