テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

videocam
ニュース映画

毎日世界ニュース 399 苦悩する石炭界

番組ID
N00743
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1959年04月01日(水)
時間(秒)
174
カテゴリ
科学・技術・産業
概要
電力やディーゼルなど新しい動力の普及によって、著しい需要を減じた石炭界は、いまかつてない不況に直面している。福岡県の国鉄志免鉱業所では民間払下げ問題をめぐって、1959年3月27日24時間ストに突入、山を挙げて家族ぐるみの闘争となった。一方福島県の常盤地方では中小鉱山の閉鎖が相次ぎ、九州の筑豊地方からは失業した炭鉱夫たちが、災害地伊豆の復旧工事に集団移住して来たが、受入れ体制のひどさに幻滅の悲哀を感じ、途方にくれる有様である。一方三井鉱山では20億円の赤字を抱え、6千名の人員整理案をめぐって労使双方が深刻な対立を続けている。かつて日本一と云われた三井鉱山まで、押し寄せる不況の波に大きく揺さぶられようとしている石炭界今日の表情である。

同じ年代の公開番組

毎日世界ニュース 418 松川事件裁判やり直し

昭和24年(1949年)8月17日午前3時9分、東北線上り旅客列車が突然脱線転覆。乗務員3名を死亡させた松川事件も、あれから丁度10年。1959年8月10日は最高裁の判決の日。無罪要求の行進が被告たちを先頭に続々と東京に入って来る。この日最高裁は異例の警戒ぶり、乗り込んで来た右翼が押し返され、一方では労働組合員たちも警官に阻止されて近づけず、遠くで公正裁判を要求。こうした騒ぎをよそに午前9時過ぎ、南門から傍聴人が静かに入廷。そのあと被告が続いて入る。やがて田中耕太郎最高裁長官も出廷して、午前10時3分、松川事件上告審の判決が下された。「原判決を破棄し、本件を仙台高裁に差し戻す」。裁判はまったくのやり直し。長い間ペンで共に闘ってきた作家広津和郎氏の感慨はひとしお。2審で死刑だった被告は「無罪でないのが残念だ」ともらせば、田中長官は「良心に従う裁判とは、どちらにも気兼ねなしにすることだ」と語る。しかし、さすがに10年ぶりに取り戻した被告たちの喜びは大きく、「松川公判を聞く会」に集まった数千人の労働組合員から、家族と共に祝福を受ける。無罪への明るい見通しに、歓呼の声は夜の街にいつまでもこだました。


videocamニュース映画
毎日世界ニュース 417 野球日本夏の陣

高校野球の開幕ももうすぐ、憧れの甲子園は準備に大わらわだ。暑さにもめげず、神宮球場では元気一杯のプレイが繰り広げられている。晴れの東京代表の座を獲得した日大二高、各地の代表校もほとんど決まった。大阪球場では年に一度の夢の球宴、プロ野球オールスターゲームの第2戦が華やかに行なわれ、セ・パ両リーグのスタープレーヤーの活躍がファンを喜ばせた。試合は3対3の同点で迎えたセ・リーグの攻撃。注目の長嶋茂雄選手(読売ジャイアンツ)と杉浦忠投手(南海ホークス)の対戦は、長嶋がレフトスタンドにホームランして、4対3とセ・リーグがリード。パ・リーグは5回の裏オールスター男・山内和弘選手(大毎オリオンズ)が秋山登投手(大洋ホエールズ)からヒット、ランナー3塁1塁と激しく攻めたて、代った小山正明投手(大阪タイガース)からも1点を返し反撃したが、結局6対4でセ・リーグが勝ち、1勝1敗で引き分けた。一方、後楽園でも真夏の球宴、第30回都市対抗野球も連日満員の盛況で熱戦が行なわれ、野球王国日本ならではの賑やかな応援合戦で、お国自慢がスタンドを彩っている。1959年8月1日には、皇太子さまも初めてお見えになって、ゲームも一層盛り上がった。決勝戦は松山代表丸善石油と釜石代表富士鉄釜石の対戦となり、松山代表が6対4で初優勝を遂げ、晴れの黒獅子旗を獲得した。こちらは男ばかりの野球じゃないと張り切る女子野球チーム。遙々地方のお祭りに招かれて遠征、町会議員チームの旦那方と対戦した。町のセンセイも意気のいい女性軍にはたじたじ、珍プレー続出、もっぱらレディーサービスだ。女子チームは日頃鍛えた腕を発揮して圧倒的勝利を収めた。気を良くした女子チーム、今度は自衛隊に挑戦。日頃空砲ばかりの演習のせいか、あえなく空振り三振。自衛隊発動の暇も無く、女子軍の速攻に降参した。戦い終ってぐったり疲れて帰るバスの中、野球ならでは夜も明けぬ、野球日本の表情である。


videocamニュース映画

Copyright Broadcast Programming Center of Japan.