江戸時代中期に朝鮮との善隣友好に多大な功績のあった人が、滋賀県高月町出身の儒学者雨森芳洲（１６６８・１７５５）である。２２歳のときから対馬藩に仕え、朝鮮外交に携わったが「相手国の言葉を語れずして何の交隣ぞや」と釜山の倭館に滞留して必死に朝鮮語を学んだ。芳洲の主張した外交方針「互いに欺かず争わない、誠信の交わり」の精神は、混迷が深まる今こそますます意義深いものになっている。

食いだおれの街・大阪で、人々にぬくもりを与える幸せの味を生み出す「本物」の料理人を目指して精進を続けるヒロイン・木葉の姿を描く。人と人との出会い、人と自然のつながりの大切さを、夢と希望と共に送る。作：西荻弓絵。ＮＨＫ連続テレビ小説第６５作。（２００１年１０月１日～２００２年３月３０日放送、全１５１回）◆第６回。祖母・フジ（小林千登勢）の葬儀が行われた。フジの満ち足りたような最期を忘れられない木葉（池脇千鶴）は、一人で山にこもって将来を考える。木葉から話を聞いた小学校時代の担任・田渕先生（坂上忍）は、将来についてあるアドバイスをする。

子どもの民謡であるわらべ歌を紹介する。◆わらべ歌は遊びから生まれ、年長者から年少者へ口伝えで歌い継がれてきた。現代ではお手玉のような技術を要する遊びはすたれたが、昔の遊び歌を取り入れる保育園もある。わらべ歌には自然への呼びかけや季節の歌も多い。小正月は子ども中心の行事で、左義長や初午で歌われる歌がある。子ども達はこのような行事を通じて地域の構成員となっていく。明治期には子守歌が広がった。守り子は「親に叱られ子に泣かれ」と仕事のつらさを歌った。◆「お手玉唄」、「左義長の唄」、「初午の唄」、「黒部の子守唄」

これまでの、加賀宝生、加賀万歳、御陣乗太鼓、でくまわしを再編集し、今村充夫さん（加能民俗友の会会長）に話を聞く。◆伝統芸能の宝生と万歳は専業者が演じ、民俗芸能の御陣乗太鼓とでくまわしはその日だけの役者が演じる。いずれも祭りから発生したという。番組では、万歳の「町尽くし」、宝生の「黒塚」、そして御陣乗太鼓、でくまわしの「熊井太郎」と「酒呑童子」をダイジェストで見ることができる。◆神への願いは、これからもやむことはないだろう。

全国的に知られた観光スポットだけでなく、日常生活の中にある信州の風土や文化を紹介する。◆今回は古い町並みを残す馬籠の宿場町を紹介する。

おびただしい白鳥が舞いおりる。山形県の北端近い酒田市。最上川の河口の街で、庄内米の集積地、北前船の寄港地としても知られ、山居倉庫はその遺産だ。旧鐙屋は百軒もの回船問屋の一つであり、日本一の大地主、旧本間家には、６６００冊を集めた光丘文庫が残る。水に強い船箪笥もつくられた。北前船の全国区の活躍が偲ばれる。◆冬は寒ダラまつりの季節、熱い味噌仕立てがうまい。◆白鳥を愛する会会長の安藤さんは、世話をして３２年になる。心の汚れているところに白鳥は来ないという。◆山居倉庫、船箪笥、白鳥

食いだおれの街・大阪で、人々にぬくもりを与える幸せの味を生み出す「本物」の料理人を目指して精進を続けるヒロイン・木葉の姿を描く。人と人との出会い、人と自然のつながりの大切さを、夢と希望と共に送る。作：西荻弓絵。ＮＨＫ連続テレビ小説第６５作。（２００１年１０月１日～２００２年３月３０日放送、全１５１回）◆第１回。１９９２年春、山中木葉・高校３年生。和歌山県・熊野の山あいで育ち、木登りや山歩きが得意で元気が取り得な木葉（池脇千鶴）は、ある日、山で道に迷った片岡一家を助ける。

札幌の歴史や文化を地元局ならではの視点で捉える。◆さっぽろ羊が丘展望台では、１０年前からクラーク博士を紹介する紙芝居を始めている。それを通して博士を再発見する。