テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

決壊 祖父が見た満州の夢 / 第32回民教協スペシャル

番組ID
212603
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2018年02月11日(日)15:30~16:25
時間(分)
47
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
信越放送(SBC)
製作者
信越放送(SBC)
制作社
信越放送(SBC)、民間放送教育協会
出演者
語り:吉岡秀隆、朗読:丸山隆之
スタッフ
撮影:米山博昭、音声:本島義和、コーディネーター:白宗剛、編集:和田秀一、EED:川村博隆、CG:佐原浩平、音響効果:桑澤康則、MA:浜元瑞樹、ディレクター:手塚孝典、プロデューサー:池上英樹、プロデューサー:雪竹弘一
概要
戦争中、長野県河野村で村長を務めた胡桃澤盛(くるみざわもり)は、国策に従い、村人を満蒙開拓団として満州国へ送り出した。しかし、ソ連軍の侵攻で戦場と化した満州で、73人が集団自決。後に盛は罪の意識に苛まれ、42歳で自ら命を絶った。孫の胡桃澤伸(しん)さん(51歳)は、祖父のことをどう受け止めていいかわからずにいた。手がかりになるのは、盛が10代の終わりから死の直前まで書いていた日記。そこには、青春時代は自由主義に理想を求め、30代半ばで村長となり村のために奔走する日々の心情が、生々しく綴られていた。家族のため、村のため、社会のために生きたい、常に正しくありたいと願っていた祖父は、気がつけば国のため、戦争遂行のために邁進していた。国民の命をないがしろにした国の政策、個人を犠牲にしてまでも国全体の利益や一体感を優先させる思想、そこに与した祖父。戦後、その過ちと向き合おうとしたときの、苦しみの深さを思う。残された日記は、戦争を知らない自分たちに大切なことを伝えようとしていた。

同じ年代の公開番組

FBCスペシャル2018 凍結66時間 ~繰り返される立ち往生~

2018年2月5日夜、福井県は大雪に襲われた。福井市では積雪が147センチまで増え、昭和56年(1981)の「56豪雪」以来、37年ぶりの記録的な大雪となった。この大雪で福井県の動脈、国道8号ではトラックのスタックが相次いで発生し、最大で1500台が立ち往生する緊急事態となった。陸上自衛隊は3日にわたり救出活動を続け、国道のマヒはようやく解消したが、12人が犠牲となった。大雪による立ち往生は避けることができないのか。今回の立ち往生には、スタックしたほとんどのトラックがチェーンをつけていなかったという共通点があった。また、高速道路と国道で異なる降雪予測を行うなど、道路管理者間で連携が取れていなかったことも判明した。番組では、立ち往生に巻き込まれたドライバーや、救出活動にあたった陸上自衛隊の証言、さらには道路管理者、国の除雪体制の計画づくりに関わった専門家のインタビューなどを交えて、今回の大動脈のマヒを検証するとともに、37年ぶりの記録的な大雪が現代社会に突き付けた教訓を探った。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組