テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

tv
テレビ番組

NNNドキュメント’12 豪雪の里と咲栄ばあちゃん

番組ID
207388
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2012年04月16日(月)00:50~01:20
時間(分)
25
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー
放送局
テレビ信州(TSB)
製作者
テレビ信州(TSB)
制作社
テレビ信州(TSB)、マウント
出演者
ナレーター:久米明
スタッフ
ディレクター:藤塚隆、撮影:藤塚隆、編集:藤塚隆、ミキサー:浜口崇、音響効果:渡辺真衣、プロデューサー:伊東秀一
概要
冬は2、3メートルの雪に埋もれる日本有数の豪雪地帯、長野県飯山市涌井地区。一人暮らしの清水咲栄さんは、冬期の郵便配達を19年にわたって請け負ってきた。バスも通らなければ車の通行さえ困難な積雪と急斜面。14軒の地区を3時間かけて1軒ずつ歩いて届ける。仕事を終えると最後の坂道は愛用のソリで豪快に滑り降りる。◆元気いっぱいな咲栄さんは88歳。芽吹きの春、木々の緑が濃くなる夏、日が短くなる秋と、自然のサイクルに合わせて生活してきた。しかし、高齢化が著しい地区からはしだいに住民が減り、咲栄さんも背丈を超す雪との格闘に疲れた姿も見せる。山間の小さな集落の暮らしの喜び、絆、悲しみを、咲栄さんを通して見つめる。
受賞歴
ギャラクシー賞(第50回奨励賞)

同じ年代の公開番組

マザーズ 「特別養子縁組」 母たちの選択

美沙さん(仮名23歳)は未婚で妊娠7か月。同棲している彼からは「中絶して欲しい」と言われた。中絶は嫌だったが、自分で育てる自信はなかった。そんな時、美沙さんは「特別養子縁組」という制度があることを知り、子どもを人に託す事にした。◆予期せぬ妊娠で産まれる子の養護を目的に、国が1988年に作った制度「特別養子縁組」。生後間もない小さな命が、産みの母から育ての母へリレーされる。美沙さんは予期せぬ妊娠の出産をサポートするNPOで暮らし、病院で出産した。1週間後、赤ちゃんは引き取られていくことになり、美沙さんは我が子との別れに泣き崩れたが、「私は命しか守れなかったけど、これから新しいお父さんお母さん家族に守ってもらいたい」と語った。◆14歳の少女は、妊娠に気付いた時には中絶できる時期を過ぎていた。少女の母親は施設に預けて何年後かに引き取って育てるかなど、悩んだのだが、結局彼女は出産後、養子として人に託すことを選択した。生まれた赤ちゃんは、不妊治療に見切りをつけ養子縁組団体に育ての親(養親)として登録した夫婦の元へむかえられた。◆養子縁組で男の子を育てあげた女性は、息子が反抗期の時に「こんな家に来たくなかった」と言われて辛い思いをしながらも、育ててくれた感謝の手紙をもらって感動したという。特別養子縁組で育ての親の元で成人した女性は、周りで中絶する友人もいたため、「産みの母」が命をくれたことに感謝している。しかし「生まれ変わったら養父母の元に生まれてきたい」とも語る。


cinematic_blurドキュメンタリーtvテレビ番組