【2024年】静岡大学 情報学部 情報社会学科「現代の社会A」「コミュニケーション・メディア史」丸山友美 講師
授業概要
■現代の社会A
1950年代〜2010年代までに制作された番組を視聴して,それぞれの番組の見どころを,テレビにおけるドキュメンタリー文化の長期的な変化に関連づけて説明する。そのような不自然な視聴行動から生まれる「テクストの快楽」を体験し,メディアテクスト分析の基礎的な態度を滋養することを目指す。
利用番組 テレビ1本(ドキュメンタリー)
■コミュニケーション・メディア史
コミュニケーション・メディアは地理的・民族的・文化的な影響を受けながら発展する。民族や国家は、⾃分たちに適した形でメディア技術を再編制しながら受容し発展させる。そうしたメディア史の過程を、日本および日本人を題材にしたラジオ番組から概観する。本授業では、メディアを「呪術性が高い社会的装置」「現実をベースとして再構成された〈物語〉の拡散装置」であることを理解し、メディアの役割をさらに深く掘り下げて考えるようになることが目標である。
利用番組 ラジオ3本(ドキュメンタリー・録音構成)
- 真相はこうだ〔終〕(1946/NHK)
- 社会探訪〔46〕 浅草のジャングルを行く(1) ある民生委員の日記から(1949/NHK)
- 街頭録音 青少年の不良化を何うして防ぐか ガード下の娘たち(1947/NHK)
利用形式
集団視聴