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ラジオ番組

RSKハンセン病シンポジウム 家族の被害に光を

番組ID
R23010
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放送日時
2020年05月31日(日)20:55~22:00
時間(分)
64
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
RSK山陽放送(RSK)
製作者
RSK山陽放送(RSK)
制作社
RSK山陽放送(RSK)
出演者
朗読:竹下景子、ナレーション:米澤秀敏
スタッフ
企画:米澤秀敏、構成:米澤秀敏、録音:赤木徹、技術:赤木徹
概要
政府が謝罪し、差別・偏見の根絶へ全力を尽くすと約束した「ハンセン病患者家族の被害」。まさにその方策が国会で話し合われた最中の2019年10月に、RSKラジオではシンポジウムを開催し、その模様を放送した。この番組は、その放送内容に「新型コロナウイルス」の世界的流行で広がった感染者・医療従事者への差別・誹謗中傷などの視点を加えて再編集したものである。◆昭和31年(1956)、黄光男さんの家族はハンセン病を患ったとして長島愛生園に隔離された。最も大切な幼少期を家族と共に過ごせなかったことが後々、黄さんの人生に大きな影響を与える。このように、医学的根拠のない強制隔離政策と官民一体で行われた「無らい県運動」が家族にもたらした悲劇は数えきれない。誰にも言えなかった当事者の悲痛な心の叫びを、竹下景子が朗読で代弁する。パネルディスカッションでは、一貫して国の過ちを糾弾する?田靖之弁護士と九州大学の内田博文名誉教授が加わり、市民も差別に加担した社会構造をどう変えていくかなど、熱い議論が交わされた。

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