テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

YBCラジオドキュメンタリー 途切れた119番 祐映さんと救急の6分20秒

番組ID
R20975
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2013年05月25日(土)19:00~19:40
時間(分)
40
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
山形放送(YBC)
製作者
山形放送(YBC)
制作社
山形放送(YBC)
出演者
語り:松下香織、報告:新野陽祐
スタッフ
ディレクター:新野陽祐、プロデューサー:三浦重行
概要
2011年11月9日、山形市内のアパートの一室で一人の遺体が見つかった。山形大学2年の大久保祐映さんだった。携帯電話に残されていた最後の発信先は119番。9日前の10月31日午前5時11分だった。しかし通報を受けた山形市消防本部から救急車は出動しなかった。祐映さんが通報した際の6分20秒の音声記録が消防本部に残っていた。祐映さんの母親は、救急車が出動していれば息子は助かっていたと、山形市を相手取り損害賠償を求めた。山形市は、自分でタクシーで行けると祐映さんが要請を撤回したと反論。救急車の要請があっても出動しないケースはあるのか、県内外の消防を調査する。不要不急のものも含めて救急車の要請が増える中、救いを求める人たちにどう応えているのか、各地の救急の現場を取材する。
受賞歴
日本放送文化大賞(第9回準グランプリ)、ギャラクシー賞(第51回優秀賞)

同じ年代の公開番組

ハートの島に移住しました。

瀬戸内の反原発の島として知られるハート型の島、祝島。人口が500人を切り高齢化の進むこの島に、都市部からの移住が増えている。彼らは反原発の先にどんな未来を描いているのだろうか。◆広島の女性は実習生として島の家庭の生ゴミだけで飼育する養豚を経験し、循環型の暮らしに魅了されて移住した。現在は島の食材を使った食堂を営み、「島の魅力は食に凝縮されている」と語る。札幌の男性は妻子と共に移住し、以前と同様に自家焙煎のコーヒー豆を販売し生計を立てる。移住者たちは、高齢者の生活を助けるグループ活動を始めた。また、島の朝市にも積極的に出店し、島民の人気を集めている。島民らは、対岸の上関原発計画に30年にわたって反対してきた。原発に頼らない自立した豊かな暮らしを目指して、島の若者たちの模索は続いている。一方、地元選出の安倍首相が施政方針演説で原発の再稼動を明言したその日、祝島では予想外の事態が発生していた。原発反対だったはずの島の漁師らが、電力会社からの漁業補償金10億円余の受領を決めたのだ。島に激震が走る。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組