テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

ラジオ日本スペシャル 小さなカタツムリのように ミャンマー難民、少しずつ少しずつ

番組ID
R20407
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2011年05月21日(土)00:00~01:00
時間(分)
60
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
アール・エフ・ラジオ日本(JORF)
製作者
アール・エフ・ラジオ日本(JORF)
制作社
アール・エフ・ラジオ日本(JORF)
出演者
スタッフ
構成:西山桐子、演出:西山桐子、制作:倉林由男、取材:西山桐子
概要
ミャンマーでは少数民族迫害など国内紛争が続き、1988年の民主化運動を軍事政権が弾圧。民主化を求めた学生や市民が国外に逃れる難民となった。日本にも多くのミャンマー難民が暮らしている。難民の自立支援団体は、日本語、パソコンなどの教室を開いているが、受講者の8割がミャンマー人だ。ある日、ラジオ局から朗読ライブに参加しないかと提案があった。ラジオ日本の番組「わたしの図書室」が各地で開いているものだ。生きるために必死で日本語を覚えた難民に、日本語の美しさに触れてほしいという趣旨で、3人の難民が参加することになった。本番に向けて朗読の練習が続く。3人にはそれぞれ、これまでたどってきた道があり、将来の夢がある。夫が強制送還され一人で子育てする女性は、つらく苦しい日が続いたが、母親に教えられた、小さなカタツムリが少しずつ山を登っていく寓話を思い出したという。朗読ライブの本番、3人は緊張した面持ちで羽佐間道夫、井田由美と共に舞台に立つ。
受賞歴
日本放送文化大賞(第7回グランプリ候補)

同じ年代の公開番組

SBSラジオギャラリー 本をどう読むか 今、知識が明日を救う

出版界が大きな転機を迎える今、本を読むことの意味を再考する。◆本の電子化は新刊の電子書籍だけではない。読者自身が本のデータをスキャナーで読み取り、パソコンなどで読めるようにする電子化は「自炊」と呼ばれている。電子化は国立国会図書館でも進み、公共図書館にも広がろうとしている。電子書籍の市場拡大で、出版社や編集者の役割も変わる可能性がある。紙の本は無くなるのだろうか。ベストセラーライターである社会学者の上野千鶴子さんは、本の電子化は必然と考えている。ブックディレクターの幅光孝さんは、電子化で本を読む機会が増えると語る。一般に電子書籍は紙よりも出版コストがかからないと言われている。もし電子化でより多くの本が出版されれば、読者は様々な本をいろいろな手段で読むことができるかもしれない。しかし、私たちは原発や三陸津波の本が出ていたのに、そこから正確な知識を得ていなかった。今、読者にとって重要なことは、読む手段ではなく、本の何を読み、本から何を学んだかではないだろうか。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組